第1分科会 報告

テーマ:アドバイザーの夢と現実

Ⅰ.日時・場所・出席者など

日時:20041161145分~1215

13時~1445

・場所:品川人材開発センター 会議室

参加者:18名

座長:大村 久吉 副座長:滝村 紘一

 

Ⅱ.ADF2004 事前アンケートの関連項目

「質問01」あなたはシニア情報生活アドバイザー(以下アドバイザー)、の資格取得後(以前からの継続も含む)活動されている内容を書いてください。主催団体・対象者・活動内容、あなたの役割など、具体的にお書きください。

「質問02」アドバイザーとしての役割は何とお考えですか

「質問03」アドバイザーとして個人としての望みは何ですか

(自己実現・社会貢献・仲間づくり、など)

 「質問04」実際に活動しているなかでの成功例・失敗例・教訓などありましたら書いてください

「質問05」アドバイザー資格を取得した後の期待と現実のギャップを書いてください

*資料:第1分科会自己紹介表(参加者に事前に現行活動をアンケートしてまとめたもの)

以下、話し合いに出た内容を列挙します。表現の違いや漏れていることもあると思いますがお許し下さい。(文責:滝村)

 

Ⅲ.フォーラム


(1)自己紹介
自己紹介を順次行った。

(2)現在の姿

活動状況


・某沿線でパソコンの使い方や設定やウィルスの勉強会をした。ハードウェアに詳しいので正しい扱い方やトラブルの対処法を伝えた。トラブル時のデータ救出などのサポートをしている。昨日も柿生で高齢者のサポートをしてきた。


・現在の活動はアドバイザー以前から継続している。友人達がパソコンを勉強したいというのでボランティアで教えている。報酬は相手の申し出があり受けとっている。


・資格を取ったきっかけは人に教えるためでなくIDNに所属していたためオブリゲーションを感じたため。私の発想はパソコンを使えるようになったら自分のしていることを、パソコンによって拡張できると考えた。シニアにパソコン指導するときは何かしたいことを決めなさいと指導する。例:孫のアルバム。趣味の楽しさをパソコンを使って人に伝えたい。禅寺で月1回墨絵や書道を教えている。墨絵をパソコンに取り込んで人に送ったり、個展ができる。あるグループが4年前から関東一円の古寺めぐりをしている。1年間のメンバーの写真、墨絵、紀行文を責任者がまとめている。それをダイヤネットで、全国のシニアに心の癒しを伝えるためにCDを作って公開している。

無季俳句を作ってホームページに掲載。お奨めは写俳で、パソコンで写真を取り込んで和紙に印刷、筆で一句書く。これをスキャナーで取り込む。五七五を筆で書くと味わいがある。


・某区の高齢者センターでボランティアを56年、アドバイザーの資格を取ったことを事務局に伝えたところすぐにパソコン教室を開くことになった。老人憩いの家のうちの一つが手を上げてくれた。パソコンを8台用意し15人対象に開始した。個人で8台現在では15台そろえた。行政と結びつくのは難しいが参考に。報酬は元が取れない程度。


10年前にアメリカの小学校で日本の文化を教える先生をした。電話FAXが高いし、手紙では2週間かかるのでインターネットを利用した。電気屋としてパソコンを売っており、商品知識が必要、某メーカーの店主向けキャンペーンにのって研修を受けた。郵便局でパソコン教室を2年間、リーダーの下で指導した。きちんとするため資格を取った。

生徒15人の講習を某区で実施、レベルが多様、一番低い人に合わせて授業をしている。個人的に教わりたい人に1時間/1回で講習を実施。究極は個人指導。


・家族でパソコンが出来ないのは私だけ。それで始めた。11名の自主グループ運営、立ち上がりでIDNメンバーに指導を受けた。仲間を増やしたいと考えている。

他に某協会で外国から来た方たちの子供たちにインターネットとメールを日本語で教えている。両方ともボランティア。


5年前、ホームページを習ったときに一緒に始めた友達と月1回の勉強会、いつの間にか教える立場になった。家で4人に最初は無料で18ヶ月教えたが、無償だと覚えないので卒業してもらった。その後、友人から要請があったので今度は4人に有料ではじめた。責任感が生まれてよかった。教わる方も真剣になる。

某市のシルバーに登録した。いろいろ頼まれつつある。

何も知らない人に教えるのは難しい。「マウスを置く」と「ポインタを合わせる」の違いがわからない。


・生活の転換期のメモリーとしてアドバイザー講座を受講した。IT技術より仲間作りを重視。仲良しグループの中で海外とのメールのネットワークなどを作らせる立場だった。3年前に会社を辞めさせられ、各自のやりたいことをまとめる必要を感じ、ホームページを開いた。仲間に会社をしている者もあり、ホームページを作って飲み題程度貰った。


・運が良くて60歳から某区のシニア教育セミナーに全部参加した。ITサロンにいろいろなサークルがあり、メールが出来ればサポーターになれると言うので、サポーターになった。サポーターは社会参加したい人を受付で道案内する役。資格を取る必要に迫られたときにIDNのメンバーに薦められて受講した。資格取得後、応募して市のアドバイザーをすることになった。報酬はボランティア程度。


10年前にアメリカの小学校で日本の文化を教える先生をした。電話FAXが高いし、手紙では2週間かかるのでインターネットを利用した。電気屋としてパソコンを売っており、商品知識が必要、某メーカーの店主向けキャンペーンにのって研修を受けた。郵便局でパソコン教室を2年間、リーダーの下で指導した。きちんとするため資格を取った。

生徒15人の講習を某区で実施、レベルが多様、一番低い人に合わせて授業をしている。個人的に教わりたい人に1時間/1回で講習を実施。究極は個人指導。


・某区の生涯学習センターでパソコン講習等のボランティアをしている。

山行前に有名なカシミールでシミュレーションしたり鳥瞰図を作ったりしてメンバーに配信している。夢は来年3月で退職し、故郷へ戻ってパソコンのNPOを立ち上げたい。(特に男性向け)


・幸運にも、某区でパソコンの講習のお手伝い等に入り込めた。

シニア支援センターで紹介、そこで仕事がないときに相談する窓口を担当

サークル10。教える人、教わりたい人の区分けをしている


・某区シルバー人材センターへ登録。その区は「シニア情報生活アドバイザー」を知らなかった。

3人の友人にオンデマンドでパソコンを手伝っている。(ボランティア)

セミプロの写真家にスキャナー、お坊さん(経を日本語に翻訳)に外字登録を教えたりしている。妹からのWinUpdateで相談もあり、シニアの人は困っているのではないか。


・取得の動機:学校の教員を支援するコンテンツ企画をしていたため教育に興味があった。昨年早期退職をした。絵をもう少しやってみたかった。講座では伝え方を身に付けたかった。

アドバイザーとしての考え方:パソコン水彩画について。

最初は誰も下手。自信を持つこと、見えているものをそのままは描けない。自分のイメージを持つこととそのために沢山の絵を見ることを指導している。作品のいいところを発見して気づかせることが必要。自信になる。達成感を持たせることが大事。初回と6回目を比較するなど本人が納得できる説明をする。描き終わったときに本人に説明させ相互に認め合いをさせる。

仲間が必要:趣味で教えることは事業、ボランティアはしない。講座として費用をいただいている。費用に見合った見返りを提供する。テキストやしっかりした計画をする。ITを活用して準備。受講者に事前に情報を流す。受講者も作品を送ってくる。実績を蓄積している段階。仲間が必要。6人の受講者のためにパソコンやタブレットを一時的に借りる必要があった。アシスタントとして交通費+アルファでかかわってもらう。彼らも講師を目指して一緒に学んでもらう。


・某財団法人のパソコン無料教室を某財団で7年ほど実施。民間のパソコン教室を圧迫してはいけないため、入門コースのみを実施。無償は教わる側も無責任になり、応募者が3倍のコースでもキャンセルがある。生活のなかでどのように楽しくパソコンを使うかを教える。最近初心者向けの文字入力などのコースへの応募が減少、年賀状は3か~4倍、アルバム、デジカメ等の講習が増えている。技術の高いコースは有料で、遊びはただでという方向。


・昨年資格取得、某市の外郭団体で、4月からパソコンをボランティアで初心者に教えるグループに入った。(包丁研ぎのボランティアにがっかり。)

教えることは自分に勉強になる。ボケ防止にも良い。ふれあいがないとそうならない。3年前からパソコンで絵を描き始めた。絵を描く人はパソコンが苦手。自分が好きなことで人を集める。トラブル相談を無料で実施、会員は2時間の研修がある。そこで新しいことや特殊なことは教えてもらえる。トラブルを持ち込まれたとき先輩が対応しているのを見てよい勉強になっている。


・某市のシルバー人材センターに所属。パソコン講習の教室の講師、助手を担当


夢と問題点

・ボランティアではなく事業化をと思い、事業化NPOの勉強中、新しい社会貢献しながら収益性のあるNPOを立ち上げたい。


・定年後は故郷へ帰って男性のためのNPOを立ち上げたい。


・仲間で100万円ずつ出して多少の飲み代くらいは出せるような組織を作りたい。

ITは使ってなんぼのもの、ITありきにするつもりはない。

・誰にとっても「自分を生かす」が原点だと思う。事業化もとりあげるならやりたい人が始めるのが良い。


・あらためて夢を考えてみた。将来、アドバイザーが必要なくなるのでは?数十年後はパソコンがあってあたりまえの世代が育つ。かわりに携帯の可能性が大になる。携帯は電話の出来るネットワーク端末であり、講習が必要なのは携帯になるのでは?カメラでQRコードの読み取りなど可能。(名刺の裏に氏名、読み、アドレス、携帯番号などをQRコードで印刷してあるものを見本として回覧)イベント案内などもQRコードで伝達できる。


NPO IDNは内向けの活動が多い。もっと外向けの営業活動をするグループを作ってみては?

 

問題点

・教室運営が難しい。無料だと身につかない。講習有償でないと効果がない。


・教室運営、自分で習う方は有料、無料でどこまで出来るか?


・講師2名、運営方法がだんだん違ってきた。軌道修正の方法は?

12ヶ月に一度くらい会合を持ってアドバイスやヒントを得たい。


・某区内でIDNの仲間を募ってお助けマンをやりたいが、見つけられない。


・キャリアカウンセラーをやりたい。

ITは外資系企業で仕事上必須でメールなどを使いこなしてきた。

活動したいと思うがどこに話を持って言ったら良いかわからない。生涯学習は教室はあるが講師があまっている。市に行ったが活躍の場所がない、再就職は高齢社会で難しい地域に関係した社会へ入りたい、ガイドしてくれる窓口を見つけたい。そういった連絡の場、あるいは連絡網がほしい


・パソコンで絵を描くことを独学した、それを初心者に教えたいが公民館のパソコンは借りられない。いい手はないか? 


・初心者はパソコンで何をやりたいかわからない人が多い


・ゼロの人に教えることがいかに難しいか実感。


・初心者の講習にはいろんな方がいる、AIUEOがわからない、最後は11、教えてはいけないなと感じた。

 

(3)まとめ


(当日分)

参加者18名。

5名が未活動。

事前アンケートでも67名中39名と、半数以上が活動している。

上記活動状況の一部を紹介した。

 

○アドバイザーとなったことに伴う夢

アドバイザー個人の自己実現。シニアへの貢献。地域への参加。

事業化?

アドバイザーが要らなくなる社会=携帯の可能性。

 

○アドバイザーの現実

活動したくてもなかなか参加できない地域の事情。

 

○夢の実現への道

事業化とボランティアの考え方。

事業化したい人がいて、それに参加することが始めか?


(事後分)

アンケート

質問1の「活動されている内容」に対し、

67名中39名と、半数以上が活動している。

 

質問3の「アドバイザーとして個人の望みはなんですか?」

に対し67名中

社会貢献  39

仲間作り  37

自己啓発  26

と、なっている。


(分科会)

○活動状況

 活動状況は(2)現在の姿を参照してください。

 いろいろな活動をされているのがお分かりいただけると思います。

 これには本人の積極性と大変な幸運が必要だと思いました。

 

○夢と問題点

事業化ということが話題にあがりました。ただ、発言されている方は45名です。その中で2名の方は事前アンケートでは現在活動されていない方でした。活動されている方は夢については今回の分科会ではあまり発言されなかったようです。

問題点

問題点の中で目立ったのは、12ヶ月に一度くらい会合を持ってアドバイスやヒントを得たい。

地域内でIDNの仲間を募ってお助けマンをやりたいが、見つけられない。

地域に関係した社会へ入りたい、ガイドしてくれる窓口を見つけたい。

そういった連絡の場、あるいは連絡網がほしい

ということでした。



第2分科会 報告

テーマ:アドバイザーとしての更なるスキルの向上


Ⅰ.日時・場所・出席者と資料

・日 時:2004116日 11:3012:00 12:4514:45

・場 所:品川人材開発センター 第2会議室

・出席者: 18名

・資料

ADF2004 事前アンケートの関連項目

【質問06】日々の活動の中でITやPCに対するスキル不足を自覚した時・場面を書いてください

【質問07-1】スキルアップをしたい項目を挙げてください (デジカメ・ホームP作成・エクセルなど)

【質問07-2】上の質問との関係で自分が教えることの出来る(教えたい)項目を挙げてください

【質問08】スキルアップ講座に参加する場合の希望を述べてください(会場の場所・費用・講師など)

上記アンケート結果集約の印刷物

 

以下、話し合いに出た内容を列挙します。いろいろと話題が飛びましたので、洩れていると思いますがお許しください。(文責:橋本()

Ⅱ.議事

(1)自己紹介を順次行った。

 

(2)スキル不足のどのように補っているか?

・インターネットを活用している:検索、アクセス・クラブ(有料・無料)など

・メルマガ:マグマグが便利、他の人のQ&Aを見ると勉強になる。高度な内容もある。

・検索にはGoogleが軽量で便利


(3)IT・PCお助け広場があると便利

・得意分野を担当し、質疑は広場で行うとよい

・お助け広場は失敗するかもしれないが、それも勉強

・講習会などの、資料をダウンロードできるようにしてもらいたい。特に、地方にいると講習会に参加することも難しい。

ADF2004で今回配布したCDの事例集は、宝の山である。


(4)アドバイザーに役に立つスキルとは何か?

・ITスキルだけでなく、情報生活を楽しむスキルも

・地域の公民館などでの絵の教室で、作品をデジカメで撮ってホームページにアップしたいグループを支援するなど。

・公開によって、創作意欲が増す効果がある。

・ITスキルの高度化よりも、パソコンを使って楽しむことを重視

・料理教室は、包丁の使い方を講義するのでなく、おいしい料理を作ることが目的。

・ITスキルの自信がないと、アドバイスもできない


(5)講座の形式は

・集合形式だけが、講座の形式ではない

・ネット、CD教材などの通信教育、実習や見学を組み合わせる

・セキュリティや水彩の講座を、ウィークディと土日などの両方で行い参加しやすくし、もっと内容を深める講座があるとよい


(6)IT講習実施のお助け

・講習会を実施して質問を受けても、力が無いので答えられず、「調べてきます」と持ち帰る。持参されたノートPCごとにOSなどが異なり、混乱してしまう。地域的に近い人に来てもらいたい。

・スキルごとにIDNのメンバーを分けて、とりまとめをしてサポートしてもらいたい。

・人によって得意分野が異なるので、講座を分けて得意分野を担当してもらうとよい。


(7)トラブルシューティング

・楽しみ方を教える以前に、家庭訪問サポートなどで相手がトラブルにストレスを強く感じている。ウィルスに罹っている場合など、ウィルス除去を手伝っても完全に除去できたか確認は難しい。システムをリカバリしなさいと言ってよいのか?

Windows XPService Pack 2は、メーカーや機種によって差異があり、適用させてよいか判断に困る。現状は、様子見である。

・トラブルシューティングに巻き込まれると、システムを壊してしまったのではないかと悩むこともある。

・アドバイザーとプロとでは、踏み込む範囲が異なるのではないか?

・インストラクターとアドバイザーも異なり、アドバイザーはよく聞いて理解し、アドバイスするのではないか?

・三鷹SOHOの場合

・曜日を決めて、無料相談コーナーを行っている。トラブルの電話受付も行っている。

・訪問サポートが必要な場合、メーリングリストで行ける人を探すなどを行っている

・サポートの結果の要点報告がメーリングリストを流れ、意見の交換も行われる


(8)スキルアップ講座

・アンケートのスキルアップしたい項目、教えられる項目の資料の見方を説明。講座に関する希望も、近所で費用はできるだけ安くなどの様々の要求がある。

e-Learningや通信教育スタイルで、集合しない講座ならば、会場探しや時間の制約、費用などメリットがある。

・既設のPCにはソフトのインストールが許されない問題も、各自のPCにインストールするならばクリアできる。

e-Learningなど既に世の中にある。メンバーが集まることで情報交換ができることがメリットである

ネットを使うことは賛成であるが、コンテンツを作るのは大変である。集合講座と組合せる。

・講座の対象者は、アドバイザーだけでなく、一般ユーザを対象とする講座もあってよい。

・アンケートのスキルアップしたい項目は、これから自分がやりたいことではないのか?市販ソフトには参考書があり、自学できるはずである。


(9)アドバイザーのバックアップ体制

・アドバイザーが知恵や情報を共有する場がない。早急に具体化して欲しい。

・不得意なところをカバーする手段が、IDNにはまだないので、バックアップ体制が欲しい。アンケートで教えることができる項目を書いた人を中心にグループが作れるとよい。



第3分科会 報告

テーマ:アドバイザーの活躍の機会と場の提供<自らの努力と関係者への期待>

Ⅰ.出席者  
 20名(座長、副座長含む)

Ⅱ.討議進行

1.オリエンテーション(自己紹介・議事予定説明)・・11:45~12:00

2.討議 ・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・12:45~14:45

  (1)アドバイザーとして活躍するには。

  (2)アドバイザー間のネットワーク化、情報交換 

  (3)NMDAやIDNに期待すること

  (4)アドバイザーが「いきいきアクティブライフを目指す」為には。

3.分科会閉会


Ⅲ.討議結果の概要

参加者20名の中、既にいろいろな場で、講師などで活躍されている方が4~5名、残りの大半のかたは、やりたいが機会が得られないという方々であった。

1.最初のテーマ「アドバイザーとして活躍するには」では、後者の方々から、

◇「自治体に話しても相手にしてくれない。」

◇「きっかけが掴めない」等の悩みが話された。

  一方、経験者の方からは、自分達の経験に基づく大変参考になる話が出された。

◇「待っていたのでは、何も起こらない。自ら動くことが、活動の第一歩」

◇「一人で動いても、機会を得るのは難しい。グループを作って動けば、自治体も対応してくれる」

◇「グループ作りには、自分の考えをHPやブログなどを使って発信し、同じ考えを持っている人達が集り、そしてリーダーを作って話し合うこと」。また、機会を得る為のアプローチ先として

「シルバー人材センター・社会福祉協議会・老人クラブ連合会デイケアセンター(障害者向け))が紹介された。


2.次の「アドバイザー間のネットワーク化・情報交換」では、

IDNに対しての要望として

◇「双方向の情報交換の手段が欲しい。」

◇「IDNとしてサポートするには、それなりの体制が必要ではないか。」

との要望・意見が有り、IDNからは、

   -IDN側として、人手が足りない。協力者が沢山出てくることを期待(IDN)-

     <ここで協力したいと、手を挙げた方2名あり>

   ここで折角、協力者も出たのだから、この人たちを中心にグループを作るべきとの意見があった。

「アドバイザー同士の情報交換ネットワーク」では、

◇「情報交換したいが、アドバイザーたちがどこに住んでいるのかわからず、連絡の手段がない。メーリングリストがつくれないか」との要望が出され、

◇「第3分科会参加者の範囲でメールアドレスと、在住の市町村までを公開する」事について、全員一致で了承された。

3.「NMDAやIDNに期待すること」

4.「アドバイザーが「いきいきアクティブライフを目指す為には」は、

事前アンケートに言い尽くされていると云うことと、時間が少なかったことも有り特に意見は無かった。


Ⅳ.発言記録

1.アドバイザーとして活躍するには

◇NMDAやIDNに、ハローワーク的なことを期待しても無理。

自ら動かなければ、場も機会も得られない。

◇個人レベルで、講座を開設しても受講する側は引いてしまう。また自治体に働きかけても、殆ど相手には、してくれない。 グループで活動することが肝心である。 

地域でIT講座の講師をやりたいと思ったが、機会が無い。趣味のサークルで、会報発行や仲間にPCの指導をしている。

アドバイザーの活躍の場は、IT講師だけでなく、会報発行のようなお手伝いもあるのでは。

シルバー人材センターに登録したが、何の音沙汰も無い。

シルバー人材センターでは、草取りや庭木の手入れなどの紹介ははあるが、IT講座の

講師のニーズは殆ど無い。

◇アドバイザーの養成講座では、PC操作を専門にやるわけではないので、実際講師をやる時に

今のスキルで良いのか不安。そこで実際の講習会を見学して、行ける自信はついたが、

その後、機会は得られない。

機会があっても、自分の要望とぴったり合うものは少ないと思う。やはり自分から動くしかないのではないか。   

◇個人レベルでやるより、少なくとも2,3名のグループで活動した方が場を得易い。   

◇自治体でも、サークルや団体には施設を開放している所でも、個人には開放していない。

◇機会や場を得る対象先として下記の情報提供があった。

シルバー人材センター・社会福祉協議会(老人クラブ連合会)・

デイケアセンター(障害者向け)等

◇実際講座を開設するとき、機材の有無が問題。 

PCを講座の主催者側で準備した時、受講者が所有している機種やソフトのバージョンが異なり問題だと思う。基本的には受講者と同じものが望ましい。しかし、そのためにはアドバイザーが、いろいろな機種に対応できるスキルが必要。

◇グループの場合、スキルアップの為には、夫々が得意分野を担当して勉強会が出来る。

◇行政は、手続きに時間が掛かる。

◇行政への働きかけには、個人では相手にしてくれないので、町会などを利用したら良いのでは。

◇グループを作るには、具体的には、まず集まること、そしてリーダーを決める事から始める。

◇趣味などのサークルのつながりから、何らかの機会を捉えていくことも必要ではないか。

◇講師という活動だけでなくPCを活用して、サークル活動に役立てようとしている人も多い。

◇活動事例でも有るように、あるサークルに入っていて、その中で自分のPC技術を役立てている。
(活動事例の紹介・・・・・当日配布の別紙「参考資料」参照)


2.アドバイザー間のネットワーク化・情報交換

①IDN本部ネットワークの現状と改善点

◇双方向の情報交換の手段が欲しい。

◇IDNとして体制作りが必要ではないか。

  -IDN側として、人手が足りない。協力者が沢山出てくることを期待(IDN)

    <ここで協力すると、手を挙げた方2名あり>

②アドバイザー同士の情報交換ネットワーク

◇グループを作りたいが、ADがどこに住んでいるのかわからず、

   メンバーと連絡とる手段がない。

◇メーリングリストや名簿は個人情報の開示の問題が有るが、ブログはこの問題がなく、有効。

    プログは事務局(?)で立ち上げて貰いたい。

◇アドレスまでなら公開しても良い。(第3分科会参加者の中では反対なし)

◇「自分はこういう事をやりたい」と自分から発信すれば、賛同する方が集まってくるのでは。

◇グループつくりには、「こんなことやりたい方、この指とまれ」が効果的。

◇グループを作ったら、メーリングリストを活用して貰いたい。

3.NMDAやIDNに期待すること

◇アドバイザー支援について  

   -IDNとしては、ハローワークのような、場や機会を探すことはしない。

     但し、経験のある方からのいろいろな情報をもらえれば、皆さんにフィードバックしたり便宜を図るなど、出来る限りの支援は行う。

◇アドバイザーの認知度が低い。

生涯学習センターで登録するとき、認定証を見せたら“それは何ですか?”と言われた。

4.アドバイザーが「いきいきアクティブライフを目指す」為には

 時間不足で、特になし


5.その他

◇参加者の資格取得の動機の違いにより、希望や悩みが異なっている。

・定年退職後、社会貢献や自己実現のために資格を取得した。

「場や機会を得たい」というニーズが多い。

・既に、いろんな場で講師やアシスタントなどで活躍しているが、一緒に活躍している方達の教え方やスキルのレベル合わせの為や、資格をもっている事で講座の主催者や受講者に安心感や信頼感を持ってもらう為に資格を取得した。

以 上