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                                               メルマガIDN
                                             (Inter depending Network)
                                   2002年7月1日発行 【第6号】

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                               このメルマガは自立化(相互)支援ネットワーク(IDN)の会員
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                                                 《第6号のご案内》

1.「ふれあい充電講演会」    
    =7月15日に、社長で副住職、安藤嘉昭師の講演会を開催します
 
2.「シニア情報生活アドバイザー講座」
    =第9期:7月26日に開講します
   =巻末末特集
       宇内 通さんの「シニア情報生活アドバイザー養成講座実施団体に認定されて」

3.学生,社会人の進路相談
     =奈良原理事長本人が進路相談をした経験を掲載しました

4.下関支部レポート
     =武部忠夫さんからの来信  「くじらさんありがとう」

5.武兵衛とokokmanの「楽しくパソコンライフ」
     =連載第5回は武兵衛の「ウイルス対策について」です

6.新連載 「龍のコンサート三昧」
     =第3回は、「来日演奏家との出会い」です
   
7.IDN会員募集のご案内
     =入会希望者が知りたい Q&A
        <その4>「自立」ってどんなことですか?

8.IDN機関紙「ふれあい通信」が7月15日に発行されます
   
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1.ふれあい充電講演会

■6月の講演会を終わって
6月17日(月)に6月の講演会を開催しました。
テーマ  :平和は当たり前? ― この国の"今"を守るもの:国づくりの基本に迫る―
講 師  :安藤 博氏(元防衛庁OB IDN賛助会員)

 講師の安藤さんは陸自OBとしての体験と、国を思う一国民としての心境を、熱心にそして率直に語ってくださった。終わってから「時間が足りなかった、」と言っておられた。ふれあい充電講演会としては、初めて政治・経済のテーマに踏み込んだのだが、後半の質疑と意見発表の場がやや上滑りだった。司会者としては、少し不満でが残った。司会は実力不足だった。国を守るというテーマがでかすぎて、話題が、自衛隊のソフト面に言ったり、ハード面に行ったりした。安藤さんが力点をおいたのは、「いかに考えるべきか」というソフト面であったが、質問の多くは「自衛隊の戦闘能力」などハードなことが多かった。
 戦車一台が10億円、戦闘機1台が100億から150億、護衛艦は一隻1500億と聞いて、私は取り組む金額の桁の違いを感じた。軽自動車100万以下、バスでも3000万くらいである。世界が平和ならお金はかからないのだ。でも、備えがないと個人でも、国家でも「真の自立」はない。平和であっても備えは必要なのだ。だが、備えより、もっと大事なのは、国民の自覚および政治感覚である―安藤さんが言いたかったのはこのことであろう。私もそう思う。私は、同じテーマで後2〜3回、討論をしたいと思った。
 参加者は29名、 アンケートは18人の方からいただきました。有難うございました。 (林  佳次郎)

■7月の講演会の案内
日  時 :7月15日(月) PM6:20〜8:50 (受付け開始6:00より)
場  所:豊島区立勤労福祉会館・第6会議室 (池袋南口より徒歩7分)
会 費  :会   員 2,500円(懇親会費1,500円含む)講演のみは1,000円
      非会員 3,000円(懇親会費1,500円含む)講演のみは1,500円 
参加申込みと問合せ:担当(林)まで  TEL0466―44―5838                
     
社長で副住職、安藤嘉昭師が語る――難病を克服した私の生き方――                                       
演題  『得度して死の淵から生還した私の毎日』
講師の安藤さんは、40歳まで大手のコンピューター関係の会社に勤めていましたが、感じるところあって独立、会社を興しました。その後、病を得て、人生の岐路に立ち、得度しました。仏教の修行を積むことによって、不可能と思われた難病が不思議にも治癒し、以前にも増して、つやのある肌、生き生きしたまなざしで、充実した一日一日を過ごしています。今は、会社経営の傍ら、あるお寺の副住職を勤めておられます。
今回の講演は、闘病体験談ではありません。死の淵から生還した安藤さんが自分の命を「今」どのように生かしているか、が主題です。人の命には限りがありますから、自分の、今の「この命」を生かすことこそ大事なことです。安藤さんの話に耳を傾けることによって、自分がもともと持っている「エネルギー」や「意欲」に気づくかもしれませんよ。 ふるってご参加ください。
なお、今回から、IDN非会員の方の参加費を改定させていただきますので、どうかご了承ください。       

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2.シニア情報生活アドバイザー講座

■ 「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは
この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。
NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「メロウ・ソサエティ・フォーラム」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。
 
■ 「シニア情報生活アドバイザー」養成講座第8期開催中
6月21日に開講し7月18日に終了します
                 
■ 「シニア情報生活アドバイザー」養成講座第9期開催案内
開催日程:第1日(7/26 品川)、第2日(7/27 品川)、第3日(7/31 クリック)、第4日(8/3 クリック)、
第5日(8/7 クリック)、第6日(8/11品川)第7日(8/17 品川)、第8日(8/22 クリック)

詳細お知りになりたい方は http://www.npo-idn.com/ をご覧ください
 
■ 6期 宇内 通さん(東葛インターネット普及会事務長)の寄稿文を「巻末特集」に掲載しています
    題名は「シニア情報生活アドバイザー養成講座実施団体に認定されて」です
   是非お読み下さい
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3.学生,社会人の進路相談をいたします

■奈良原理事長が進路相談に応じています(再掲)
今日ほど,自分の進路について考える時代はありません。一人で考えても,堂々めぐりして,なかなか名案が浮かばない。親に相談しても,返ってくる答えは大体見当がつく。
「誰か、親身になって話を聞いてくれる人はいないか」そう思ったとき,IDNに相談してみてください。
理事長自身がお話をお聞きします。話によっては,その道の経験者や,専門家もご紹介いたします。
お金は一銭も要りません。本来,「人が困ったことで相談するのに,お金をいただくわけにはいかない」というのが基本的な考え方です。「その方が純粋に相談にのれる」と思っています。NPOですから、NPOらしいことをしようと考えています。少なくとも今年は,そうしようと考えています。

■奈良原理事長も昔進路相談をした事があります(新)
   私が人生で,進路について真剣に相談したことが,二度あります。
中学3年生の秋,結核に罹りましたが,友人に遅れるのがいやさに、3年間無理を重ね,結局6年遅れる破目になりました。専門医の意見を生かせなかった自分が悔やまれますが、「後悔先に立たず」でした。
  2度目は、社会復帰しようと思い,病院を訪ねて回った時のことです。
一番きびしく判断したのは,国立療養所の院長でした。
「社会復帰などとんでもない。入院して直ぐ手術をすべき」でした。
最も軽く判断したのは,友人の父親の病院でした。
「内の息子も同じ病気をしたが,あなたよりずっと悪い。それでも富士山に登って元気でいる。直ぐ社会復帰すべきだ」でした。
   5年間の闘病生活を経て,体重も増え,結核菌も2年間、検査で発見されませんでしたので,自分の意志で,社会復帰を決めました。そして今に至っています。
初めのときは自分の意思で決められず,二度目の時は自分で決めることが出来ました。

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4.下関支部レポート

「くじらさんありがとう」  
 4月24日から5月24日まで、下関がホスト市となり世界の耳目を集める国際会議(IWC国際捕鯨委員会)が開催された。いま、話題のクジラ会議。捕鯨賛成国と反対国の攻防は激しく、痛み分けに終わったが、下関市民のホスピタリティは最上級の好感度だった。IWCを迎えるため市民組織「くじらの食文化を守る会」が中心となり、海峡に面した水族館広場に「記念モニュメント」が作られた。題字「くじらさんありがとう」は応募の中から選ばれた熊野小学校5年生前山恵璃さんの作品。かつて南氷洋に向かう捕鯨基地として賑わった下関の熱気が蘇るような1ヶ月だった。(武部忠夫)
** IDN会員、故中原郁生さんは生前「くじらの食文化を守る会」の会長を務めておられました。

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5.武兵衛とokokmanのリレー連載「楽しくパソコンライフ」
      連載4回 ― ウイルス対策について ―

  最初に私のウイルス対策についてお話をしたい。ウイルスソフトをインストールしています。知らない人からきたメールの添付ファイルは絶対に開かない。知っている人からのメールでも、その件名、文面がおかしいと思ったら、添付ファイルは絶対に開かない。万一これらに該当するメールが来たら即座にパソコンから廃除をします。人からもらったFDDなどの媒体は最初にウイルスチェックをする。以上、特に変わったこともなく人と同じことをしています。しかし、このくらいのことは簡単ですから、いざという時のために覚えておいていただきたい。
  もう一つ理解しておかなければならないこと。それはウイルスに感染されたメールが自分のパソコンに入ってきたときには、契約しているプロバイダーのサーバーにもそのメールが存在しているということです。この場合はサーバーに残っているメールも全て削除してしまうことが賢明です。方法としては自分にきたメールをサーバーにメッセージを残すか、残さないの設定があります。この設定を残さないの方にして下さい。そうすれば受信のたびに自分のサーバーから全てのファイルが消え去ることになります。その後、勤務先、自宅両方でおなじメールを受信したい場合には、再度の設定で「サーバーにメッセージを置く」にチェックと付けておくとよいでしょう。
  以上の操作が煩わしい方にはプロバイダーが有料で行っている「ウイルスメールチェック」への契約も一案かと存じます。月間300円程度で契約できます。
  最後にウイルスソフトをインストールしたら、以前使っていたアプリケーションソフトの動作がおかしくなったと言うお話をよく聞くことがあります。この場合は、ウイルスソフトメーカーに聞いてもアプリケーションソフトメーカーに聞いても快く対応をしてもらえません。従ってウイルスソフトを選ぶときには充分に注意をはらってください。

■OutlookExpressにおける「サーバーにメッセージを残すか、残さない」の設定方法
メニューバーの「ツール」・「アカウント」・「プロパティ」の順に選択
そこのタグで「詳細設定」をクリック
その画面の下の方に、「サーバーにメッセージを残すか、残さないの設定」
チェックをするか、しないかで設定が出来ます。
(今回の担当は小坂武夫)

パソコンに関する御質問などありましたら、お答えいたします。Eメールでどうぞ 
Eメール:   idn@npo-idn.com

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6.新連載「龍のコンサート三昧」
     第3回 ― 来日演奏家との出会い―

  1965年春に社会人になり、大阪の本社で研修をうけながら最初の1年間を過ごすことになった。関西でのコンサートの回数は東京に比べて格段に少なかったが、朝日フェスティバルホールでの演奏会に通い始めることから、社会人としての「コンサート三昧」が始まった。
  カラヤンとベルリンフィルが来日し、東京はもちろん大阪でも演奏会が開催されることを知った。1年間の研修期間が終了した後の配属は東京との予感もあったが、何処になるか不明だったのでずいぶん迷った。結局東京にいた妹にたのんでチケットを確保してもらった。研修期間が終了して幸運にも東京勤務になり、5月に東京文化会館でカラヤンとベルリンフィルによるブルックナーの交響曲第8番を聴くことが出来た。
   1969年にカール・リヒターとミュンヘンバッハ管弦楽団と合唱団が来日した。リヒターは1926年東ドイツ生まれ(〜1981)で1951年にミュンヘンバッハ管弦楽団を組織した。1958年にマタイ受難曲、1961年にロ短調ミサ曲、1964年にヨハネ受難曲、1965年にクリスマスオラトリオを録音。我が国でもレコードを聴く事が出来たが来日が待たれていた。日生劇場の向かいには以前の帝国ホテルがあった。村野藤吾が創ったホールの中で天井にちりばめられた「あこや貝」を見ながら開演を待った。導入部の序奏に続き合唱が始まった時から圧倒され、次々と繰り出される音楽に引き込まれた。これまで通ったたくさんのコンサートに優劣をつけるのは好まないけど、この演奏会は最高だった。
  この演奏会の後、リヒターが行なった武蔵野音楽大学のベートーベンホールでのオルガン独奏も聴きにいった。オルガンをまともに聴いたのは初めてで、それがリヒターであったのは幸せだった。リヒターのオルガンに挑むような姿勢に若干の違和感を感じたのは、ヴァルハのレコードによるバッハ演奏に聴きなれていたことがその原因であろうか。
  オーケストラでは、サントリーホールオープニングシリーズで来日したアッバードとウイーンフィルによるベートーベンの交響曲第4番と第7番の演奏がすばらしかった。通常は右手後方のコントラバス奏者を舞台の最後部に横1列に並べて、低音域のバランスに配慮していたことも印象に残っている。
  ピアニストの中では、バレンボイムのブラームス(二つの協奏曲)・ブレンデルのベートーベン(最後の三曲)・ヘブラーのモーツァルト・ゲルバーのブラームス・ルプーのシューベルトなど。
   ブラームスのコンチェルトの冒頭流れる汗を拭いながら待っていたオイストラフ・冬の旅を歌ったスクットした62歳のフィッシャーディスカウ・体調が回復したパネンカとスークの共演・東京芸術劇場で3台のオルガンを弾き分けたコープマン・チェロの演奏に没入してしていた若い頃のロストロポーヴィッチ・二晩に分けてバッハの無伴奏チェロ組曲の全曲を演奏したマイスキー等などが記憶に残っている。
  スメタナ弦楽四重奏団が引退して、次の時代を担うアルバンベルク弦楽四重奏団の演奏会に6回通った。アルバンベルクの精緻な演奏を遺憾無く発揮した、ベートーベンの第14番(1987サントリーホール一周年記念)・シューベルトの死と乙女(1993サントリーホール)には感動した。もちろん彼らのモーツァルトの演奏も大好きである。
  バイオリンのヘンリック・シェリングは1988年5月に来日が予定されていた。バッハの無伴奏パルティータ第3番を聴きたくてチケットを購入し来日を待った。しかし、その年の3月に演奏旅行先で倒れそのまま69歳で死去した。泣く泣くチケットの払い戻しにいったのはこの時が最初で最後である。

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7.IDN会員募集のご案内

■ 「自立化支援ネットワーク」は
内閣府(旧経済企画庁)にて認証を受けているNPO法人です。
自立化(相互)支援ネットワークの目指すもの! 
それは…自分らしい生き方・自分らしい職業を見つけてもらうこと!
同じような悩みを持っている人同士、仲間になって「自立」を助け合い、よりよい社会生活を支援していくことが我々の願いです

■入会希望者へのQ&A(その4  「自立」ってどんなことですか?)
この疑問は多くの人から投げかけられます。
なかなか答えが見つかりませんが、先日あるヒントを頂きました。
おばあちゃんっ子で育てられたある方が
「自分のことは自分でしなさい」とか
「人に迷惑をかけてはいけません」とか
「人には親切にしなさい」とかいろいろ教えられたそうです。
この方は,おばあちゃんの教えを守り,好きな建築の勉強をする為に,高校卒業後、プロボクサーになってお金を貯め,横浜から船に乗って、シベリア鉄道でヨーロッパに渡り,北欧からスペイン、最期にギリシャのパルテノン神殿にはじめての旅行をしたそうです。
ある方とは,ご存知の建築家の安藤忠雄さんですが,船で見た水平線,シベリア鉄道で見た地平線,そしてパルテノン神殿の前に立ったときの感動が今日の自分を育てたそうです。
このお話の中に,「自立」の答えがあるように思いましたが,如何でしょうか。

■ IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、賛助会員と正会員を募集しています。
賛助会員は、入会費及び年会費を各々一口1,000円以上(合計 2,000円以上)
納めていただきます。
正会員は、入会費及び年会費を各々一口10,000円以上(合計 20,000円以上)納めていただきます。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、年4回発行し  配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
  詳しいことをお知りになりたい方は、Eメール・電話・ファックス等で、事務局まで  お問い合わせください。

    Eメール:idn@npo-idn.com
    ホームページ:http://www.npo-idn.com/

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8.IDN機関紙「ふれあい通信」が7月15日に発行されます

**メルマガIDN[第7号:7月15日発行]でご案内します

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巻末特集

忙しさのなかで夢は果てしなく広がる
―シニア情報生活アドバイザー養成講座実施団体に認定されて―

==<6期   宇内 通さん:東葛インターネット普及会事務長>

 とにかく仕事が忙しい。「1銭にもならないものは仕事とは呼ばないのでは・・・?」
とは38歳、独身、会社人間の長男。「そんな時間があるのなら、庭の草むしりでもしてくれたらいいのに・・・」尻馬に乗って、老妻がぼやく。しかし、だれがなんといおうと、忙しいものは忙しい。引退後3年半が過ぎて、すでに記憶も定かではないものの、40年にわたった会社生活でも、こんな忙しさは体験したことはなかったのではないか?
 東葛インターネット普及会・・・一昨年9月、東葛地区(千葉県・常磐線沿線)のシニア層を対象に、インターネットを普及しようと、立ち上げたボランティアの市民グループである。会員数は25名だが、昨年度の活動記録をひもとくと、講習会開催回数51回、ある市から依頼されたIT講習会への講師派遣回数は182回、派遣した講師数は、延べ432名を数えた。講師を務めただけではない。その間に、会場借用を交渉し、テキストをつくり、受講者募集案内を配布し、受講者からの申し込みや問い合わせに応じる・・・といった凄まじさである。
 にもかかわらず、なぜか普及活動の成果が上がったという実感が湧いてこない。そこでハタと気がついた。点を面に広げる・・・つまり、もっと多くの指導者を養成することが必要だということである。早速、指導者養成講座のカリキュラムつくりに取り組んだ。しかし、シロウトの悲しさ、なかなかうまくいかない。そんな時にふと目にしたのがメロウ・ソサエティ・フォーラムの「シニア情報生活アドバイザー養成制度」である。趣旨は、私たちの掲げている目的と全く同じではないか。カリキュラムもプロが検討を重ねてつくっただけにしっかりしている。これを利用しない手はない。希望者が受講して、資格を取ろうということにした。ところが、講習会場は? と見ると、品川の先の青物横丁、これでは、とても通いきれない。そこで、実施団体のなかで、最も実績のありそうな自立化支援ネットワーク(IDN)に、「松戸での出張講座開催」について相談した。今年の正月のことである。なんでもやってみることである。IDNの全面的な協力を得て、3月には出張講座が実現した。
 東葛インターネット普及会から8名のアドバイザーが誕生した。さらに、IDNの側面援助もあって、メロウ・ソサエティ・フォーラムから、5月22日、養成講座実施団体として認定された。千葉県では初めてである。まさにアッという間のスピード展開である。
 現在、私たちは、IDNの全面協力のもと、第1回養成講座開催の準備に取り組んでいる。また、新たな忙しさが加わる。「イイ歳をして、なにも好き好んで・・・」と長男が嘆き、庭に生い茂る雑草を横目に、老妻が口をきかなくなるのは間違いない。

生きることのかくも忙しき夏燕

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