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メルマガ IDN 【第107号】 Inter Depending Network
2006年 9月15日発行
 
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《第107号のご案内》
 
ラウンドセッション2006(9月22日開催)のお知らせ
 1.ふれあい充電講演会
  =第65回(9月30日)の案内 「第3回坐禅体験の会」
  =第66回(10月)の予告:直木三十五の話
 2.シニアー情報生活アドバイザー講座
   =第47期の受講生募集のご案内
  =講座受講感想:工藤恵子さん(第46期受講生)
 3.IT・PC講座
  =パソコン楽しみ隊:9月のご案内
 4.「楽しくパソコンライフ」〜武兵衛の近況〜
  =第37回 削除したファイルの復元
 5.学生,社会人の進路相談
  =
自立化支援プロジェクト(IDP)のこれからの予定
 6.千葉アドバイザーの会「C−PAK」
  =9月の勉強会報告
  =今後の勉強会予定
  =平成18年度 千葉市民自主企画講座(略称SPK-2)について
 7.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」
 8.IDN会員募集のご案内
   =入会を考えている方に(再掲)
 9.海外旅行体験話クラブ
  =次回9月17日(日)の案内
10.会員のホームページの紹介
11.連載
12.アウトドアクラブ「たかお会」
  =第17回(10月)活動計画のお知らせ
  =18年度年間活動計画
13.ふれあい広場
  =中本英雄さん(下関支部):アドバイザー下関より熱々レポート
14.編集後記
   =龍のコンサート三昧2006−【7】難聴になったベートーベンの苦悩 ハイリゲンシュタットの遺書

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ラウンドセッション2006(9月22日開催)のお知らせ
申し込みは締め切りました。

IDNでは、2003年〜2005年の秋に「アドバイザーフォーラム(ADF)」を開催してきました。
本年は例年とは衣替えをし、「ラウンドセッション2006」を開催します。IDNの単独開催ではなく、いちえ会殿と共催いたします。
両団体の有志が共に集まることにより、ネットワークの幅を広げ、お互いに刺激し合い 今後の皆様の活動の糧にしようとするものです。
久しぶりに皆さんのお顔を拝見して、近況などを語り合いたいと期待します。

当日のお昼の時間帯に「ムービー体験会」を開催します
ムービー(DMD Digital Movie Director)を作られた、東大の青木先生とスタッフのサポートにより体験することが出来ます。

「ラウンドセッション2006」では、
東京大学の安田浩教授の講演の後、
マイクロソフト最高技術責任者 田中 芳夫氏より、マイクロソフト最近の取り組みについての講演があります。
休憩のあと、
IDNといちえ会のメンバーよりの活動報告があり、
参加者の皆さんとともに、アドバイザーの活動についての情報交換を行います。
IDNからの発表者として、佐藤昌子さん飯塚 渉さんが登場します。
お二人の応援を期待します。

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ふれあい充電講演会

■第65回(9月30日)の第3回「坐禅体験の会」案内
今年も 満福寺(写真)岩佐是正ご住職にお願いし「坐禅体験会」を開催いたします。
まるで始めての方には 坐禅の意義や坐り方 作法や警策の受け方などを教えていただけますし、ご経験のある方は坐る楽しみを味わいながら更なる自己発見があろうかと思います。
坐ることにより 身を調え 呼吸を調え そして心を調えることができます。
 
鎌倉時代から武士を中心に流布し、また道元により庶民に浸透した禅宗の基本にこの坐禅があります。
日本の文化ともいえる坐禅を、この機会に体験いたしましょう。
ゆったりした服装でご参加下さい。
                              
・当日の次第
 一  講話「座禅の作法」 岩佐師
 二  読経「般若心経」  参加者全員
 三  坐禅          全員(希望者には座椅子の用意もあります)
 四  昼食          精進料理(ビール付き)で 師を囲んで懇親
 
・日時:9月30日(土)10;30〜13;30
・集合:西武国分寺線「恋ヶ窪」改札口 10時(厳守)
・会場:満福寺  臨済宗建長寺派
     国分寺市戸倉4−34−3 042-321-3594
・会費:一般3500円 IDN会員3000円
        懇親会(満福寺内客殿での昼食)代が含まれています。
・申込先:平田 shnshn@m12.alpha-net.ne.jp
            042-739-9355
・締切:9月23日(土)
・ 定員はありません
*今回は金田 和友さんのご協力をいただいております

ご参考情報:坐禅の作法などが紹介されております
 http://www.ketsudenji.or.jp/zazen03.html

第66回(10月)の予告:直木三十五の話(題目を検討中)
10月の講演会では、昨年6月に「直木三十五伝」を文芸春秋社より上梓した植村 鞆音(うえむら ともね)氏
による、直木三十五にかかわる秘話などについてもお話をうかがう予定をしています。
植村 鞆音氏は直木三十五の甥に当たる方です。
10月23日(月)の夕方に、八丁堀の京華スクエアで開催すべく準備中です。
ご期待のうえ、ご予定ください。

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シニア情報生活アドバイザー講座

■「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは

  この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。IDNはこれまでに44回の講座を開催し、185名のシニア情報生活アドバイザーを養成した実績を持っています。
 NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。

■東京:47期受講生募集のご案内16日に開講します
下記の講座の受講者を募集中です。毎回土曜日の開催です。
知り合いのお方でご興味をお持ちの方を紹介してください。 
第47期:2006年09月16日(土)〜10月14日(土) すべて土曜日
詳細は下記をご覧ください
http://www.npo-idn.com/senior2.htm

・会場:TEPIA(財団法人 機械産業記念事業団)
     港区北青山2丁目8番44号(地下鉄外苑前より徒歩4分)

ウイークデイの開催や日程の変更のご希望の方も受け付けます。ご相談ください

■アドバイザー講座受講感想:工藤恵子さん(第46期生)
 今回の講座では先生方や同期の黒瀬さんには、本当にお世話になりありがとうございました。
 私は今の生活から“1歩踏み出す何か”を探してる時、山本先生からこの講座を紹介していただき受講することにしました。受講は決めたものの‥私は人前に出るのが苦手なので、自己紹介や‥プレゼンなど、はたして大丈夫なのか‥と不安でいっぱいでした。でも、講座が進んでいくうち、先生方や同期から励ましてもらい、少しづつ自信がついてきました。今でも人前に出るのは苦手ですが、でも5週間前の私とは何かが違う気がします。

 毎日使っているパソコンでも、改めて言葉や文字で説明するとなると、とても難しく「教わる人がわかるように教える」のは、とても大変なんだなぁ‥と感じました。試験の結果はまだ出てませんが、やれることはすべてやったので、もうどちらでもいいと思っています。

 最後に今回、この講座を通じて、たくさんの方々と出逢えたことも私にはとてもいい刺激になりました。みなさんから暖かい言葉をたくさんいただき、とてもうれしく思いました。
本当にお世話になりました。そして、ありがとうございました。

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IT・PCの勉強会


■パソコン楽しみ隊:9月のご案内
・日 時:9月27日(水)13時〜16時
・場 所:品川人材開発センター パソコン室
・テーマ:「ネットで買い物」
・案内役:津田勝子さん

連絡先:渡辺 延子 さん
   pc-raku@npo-idn.com(担当者用宛先〜変更になっています)

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楽しくパソコンライフ〜武兵衛の近況〜

■第37回  削除したファイルの復元
 同じパソコンを長いこと使っていると自分で作成したファイルが自然に増えてくる。古いファイルも大切に保存したままの人もいるでしょう。ディスクの空き容量を増やすためにファイルを削除された人もいるでしょう。また削除したファイルの中に「あのファイルはもう一度見たい」ということもある。そんなときに削除したファイルを復元して見ることができるフリーソフトがあります。同様の機能を持ったソフトも市販されているがフリーソフトであることが嬉しい。

http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se192983.html
 「ダウンロードはこちら」をクリックしてダウンロード。解凍する。
ソフトの起動は「マイコンピュータ」→「FDD」AまたはBをクリック。ファイル名が出たら「復元」クリック。
操作画面が出ます。復元したいドライブを選ぶ。「ファイル名・・文字列」には何も入れないで「削除ファイル検索」をクリック。復元されたファイル名が出てきます。

 ここからが少し技が必要。無料ソフトですからガマンしてください。「復元してコピー」をクリックします。そのさい保存する場所は検索したドライバー以外(外付けのディスクかUSBメモリー)を指定してください。
そして保存したドライバーを見ると、今までに削除したファイルがゾクゾクと出てきます。
思い出あるファイルが出てきたときは感動しますよ。

問い合わせ先: kosaka@shinano.eeyo.jp 小坂さんまで

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学生,社会人の進路相談をいたします

■自立化支援プロジェクト(IDP)のその後のお知らせ
7月と8月にに予定していました、合宿打ち合わせは、中止いたしました。
今後の予定については、後日連絡いたします。
【レポート:伊藤 政弘さん】

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千葉アドバイザーグループ C−PAK

■勉強会報告
・日時:平成18年9月14日(木) 14:00〜16:00
・テーマ:「(改題)モバイル使いこなし模索中」
・講師:津田 啓 氏
・会場:高齢協 佐倉センター 2階
・出席者:11名
・内容:重たいPCを持たずに外出先で不自由しない良い方法はないか
検討対象は以下の通りで
@これさえあればどこでも使える(出先にPCがなくても可)
   PDA、PHS+PDA、ケータイ、i-Pod、ゲーム機、電子辞書
A出先に他人のPCが有る(必須)
   USB2、USB2U3スマートドライブ、Webサービスメール
【勉強会総括】
「どれが一番良いか?」、「決断タイミングは?」、何事につけ最適選択が難しくなる一方の昨今です。 IT分野もその典型で特に「個人向けコンビニエンス」を追及するモバイル領域はその最たるものの一つ。勉強会は大事だが当初のテーマ名「モバイル使いこなし術」は、思えば余りにも畏れ多く無謀なものだった。改題「モバイル使いこなし模索中」が至当であり、今後もこのお題を永遠に使いたい。この世界は、無限に続く様相の市場セグメント戦、その中での主流化争い、陣営内外の競争等グローバルスケールでの進化と変貌も過激である。 怪我の功名ではないが、そのような実情の一端が視野に入り、今後も目を離せない要注目分野であるとの問題意識が強まったこと、それらも今回の成果とすべきではないか。(C-PAK事務局)

■今後の勉強会予定
=10/12(木) 「ラウンドセッション2006報告」  報告担当:飯塚
=11/16(木) 外部専門家への依頼を検討中(山室代表)
          想定テーマ「進化する携帯電話の現状と展望」
=12/14(木) テーマ未定  講師:利光 信爾 

■平成18年度 千葉市民自主企画講座(略称SPK-2)
申請書が採択され、C-PAKとして前回に続き2回目の講座受託が決定しました。
・実施時期
 10月 2日(月)事前リハーサル  
 10月 8日(日)第1回講座〜11月13日(月)第6回講座 
 11月20日(月)相談会・反省会
・会場:千葉市生涯学習センター学習室
・受講者定員:20名(前回は8名)、今回もシニア対象

平成18年9月14日SPK-2総合打合せ
・講座資料、関係書類の作成・配布について
・受講者に関すること
・教材に関すること

■ラウンドセッション2006(9月22日開催)に飯塚さんが登場します
このメルマガの冒頭で紹介しているラウンドセッション2006に、IDNより佐藤 昌子さんとともに
飯塚 渉さんが登場し、C-PAKの活動状況を紹介します。
質疑もありますので、応援をよろしくお願いします。

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埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」

活動状況をシニアドさいたまブログをご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/seniad_saitama

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IDN会員の募集のご案内

■ IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、年4回発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、eメールで、事務局までお問い合わせください。


■入会を考えている方に(再掲)
  会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか,目的を決めて入るのが賢明です。
  入会の手続きとしては,入会申込書と,入会金の支払いが必要になります。会員には,正会員(主体的に活動を行う会員で,総会の議決権を有する会員)と賛助会員(団体の主旨に賛同し,直接、間接時間の許す範囲内で活動する会員)の二つのタイプがあります。どちらの会員になるかは,やはり自分の意思で決めて下さい。

会費には入会金と年会費とがあります。
入会金は正会員が1万円,賛助会員が千円です。
年会費の方は,正会員が年間一口1万円,賛助会員が一口千円です。
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。

 メール送信先:<mailto:idn@npo-idn.com>
 
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海外旅行体験話クラブ

■次回の開催案内
皆様におかれましては、お忙しい毎日をお過ごしのことと思います。
さて、次回の海外旅行体験話クラブのご案内いたします。
・日時:9月17日(日)午後1時半から4時半の予定

・スピーカー1:東川征夫さん
 題目は、「中国 大姑娘山(タークーニャン)(5025m)登頂の旅」
・スピーカー2:佐藤昌子さん
 題目は、「憧れのフロリダでの生活」

・会場:東京都中央区区民館「新富区民館」にて

     注意:京華スクエアではないのでご注意を!
     地図 http://www.city.chuo.lg.jp/sisetugaido/syukaisisetu/syukaisisetu04/

今回も、楽しく、貴重なお話が聞けるものと思います。
お時間がありましたら是非お立ち寄りください。


海外旅行体験話クラブのメーリングリスト(ML)を設定しました。
tabex@yahoogroups.jp
・下記にあります主旨に沿った意見交換
・海外旅行へ出かける前のちょっとした相談
など、楽しさとお役立ちの双方で盛り上がればいいですね。
初めての方も大歓迎です。ご希望の方は下記までご連絡ください。
【コーディネータ:伊藤政弘さん ma-itou@bd5.so-net.ne.jp 】

*これまでの開催状況をこちらでご覧いただけます

■再開にあたってのコーディネーターのメッセージ(再掲)
「海外旅行体験話クラブ」のコーディネイトをしております、伊藤政弘と申します。
  しばらくの間、お休みをしていたクラブですが、05年3月より再開の運びとなりましたのでお知らせいたします。このクラブは、海外旅行(海外滞在)で経験した貴重なお話を、写真や資料、ビデオなどを加えながら楽しくお喋りしていただくクラブです。肩の凝らない楽しいクラブですので、海外旅行に興味のある方もない方も、ぜひ一度のぞきに来て下さい。ご参加お待ち申し上げます!

■海外旅行体験話クラブの趣旨
◇海外旅行者の目で見た、外国の習慣・文化・地理などを、楽しく発表し学習します。
◇海外旅行をした際のハプニング・失敗談・発見・感動したことなどを共有します。
◇日本と外国の習慣(考え方)・文化の違いなどを比較しながら社会の学習をします。
◇珍しい体験をされた方の実話や動機、その後の人生観などを共有します。
◇楽しかった「観光ツアー」や「オプショナルツアー」などの情報交換を共有します。
◇色々な生き方があることを学習し、自立した人生へのヒントを探ります。
【コーディネータ:伊藤政弘さん ma-itou@bd5.so-net.ne.jp

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会員のホームページの紹介
【今回はお休み】

■ブログもOK 自薦・他薦をお願いします
 メルマガIDN第69号(2月15日発行)よりホームページの紹介を開始しました。今回までに12名の方のページと「シニアドさいたま」のページを紹介しました。遠慮しないでどうぞ手を上げてください。以下に趣旨を再掲いたします。

 会員のホームページを紹介するコーナーを設けます。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したホームページのURLをIDNのホームページに紹介します。
申し込み先:<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>
これまでに登場した方のURLと紹介文をこちらIDNのホームページでご覧になれます

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連載

井出昭一さんの「平成つれづれ草紙」が終了し、次の連載を検討中です。ご期待ください

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アウトドアクラブ「たかお会」

■第17回活動予定参加者募集のお知らせ
第17回活動は下記で予定しています。参加者を募集します。一次〆切は9月10日です。
・実施日時:平成18年10月21日(土)〜22日(日)
・場所:南志賀山田牧場に泊まって笠ヶ岳登山と松川渓谷の紅葉見物
詳しくはこちらをご覧ください。

■18年度年間活動計画

たかお会18年度年間活動計画を更新しました。IDNホームページのたかお会ページに掲載していますのでご覧下さい。今年度は宿泊を伴う計画が2回組まれています。この計画のほか、会員のリクエストに応じて中級登山活動を実施する予定です。
それぞれの計画の詳細は、実施2週間前までにメール添付で連絡します。
【幹事:東川・滝村】

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ふれあい広場

■中本英雄さん(下関支部):アドバイザー下関より熱々レポート

酷暑の下関から、炎暑を克しておられる全国の会員の皆様へ残暑お見舞い申し上げます。
下関から本誌への発信は「平家物語」以来のご無沙汰で、お詫びしながらの近況報告を呈上いたします。

 去る8月8日(火)、下関支部 武安支部長を含む所属アドバイザーの面々「一塾女、五老人」が、緑濃い下関市郊外の高級レストランにパッパラパー(18.8.8)と相集い、本年度後半の教室運営について意見交換をしました。

 昨夏わが青木主任教授の肝いりで、6名のメロー世代男女の応募があり盛況でした。いずれの方たちも金箔付きの初心者ではありましたが、明日のアドバイザーの養成をするという高邁な目標意識と情熱で教室を開設し、全教科を当初の予定通りに終了し、受講生からの好評のうちに閉講しました。

 この経験から、対象とするメロー世代の方々には、実務対応の従来型のアカデミック?な講義より、日常生活の中でパソコンをスムースに溶け込ませ、各人の習得目的に合せパソコンを楽しむということに重点を置き、「パソコンアレルギー汚染0ゼロ」と「キーボードに毎日必ず触る楽しみ」をキーワードにする講座を検討することにしました。

 将来のアドバイザー輩出の前段としてのこのような初心者指導活動が大切であり、シニア情報生活アドバイザーの指導方針を踏まえて下関支部活動を続けることを約して、「エイエイオー」と雄叫びをあげて散会しました。
因みに当日のメインディシュはカナダオマール海老に、地元の蔬菜類が色を添えてくれました。(蛇足)
【下関より最初の発信は8月16日でしたが、手違いがあり掲載が遅れました:編集担当】

■「ふれあい広場」について

皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
下記のメールアドレスへ自由に投稿して下さい。お待ちしています。
<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>

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編集後記

■龍のコンサート三昧2006−【7】難聴になったベートーベンの苦悩 ハイリゲンシュタットの遺書
 難聴が進行し続け回復の見込みないとわかったときに、あなたはどうしますか? 今回は、このような状況におかれた30歳ころのベートーベンのお話です。

 今回の旅行で、夜のコンサートについては準備万端整えたが、昼間の計画については全く無頓着だった。ザルツブルグからウィーンへ向かう列車の中で見つけたいくつかの候補の中より、ウィーンの北の森にある、ベートーベンが遺書を書いたところであるハイリゲンシュタットへ行ってみようと決めた。

 ウィーンの中心部から地下鉄U4に乗り25分ほどでハイリゲンシュタットに到着。市電に乗り換え終点へ。運転手さんに教わったとおりに歩いてみると、Beethovengangと書かれている標識を見つけた。矢印のほうへ行くと、小川に沿った小道があり、片側は公園でもう一方は静かな住宅地になっている。ベートーベンが「田園交響曲」を作曲したと時に歩いた思われる小川のほとりをしばらく散策してから、標識に沿ってBeethoven Hausを探した。

 史跡の目印となっている赤と白の旗とプレートのある建物が見つかる。Beethoven Hausというプレートを張ってある建物は近くに2つある。ベートーベンが遺書を書いたといわれている建物は、細い道路に面している建物を通り抜けた奥の中庭の向こうにあった。(写真)
 小さな階段を上がると、ベートーベンが暮らした、小さな部屋が博物館になっている建物の中に入る。高齢のおじさんがいて簡単な説明をしてくれる。博物館には、手書の楽譜の複写、書かれた遺書の複写、40代のベートーベンの姿、当時のピアノ、手紙の複写、絵などいろんな展示物などに加えて、ベートーベンのデスマスクや遺髪も置いてある。

 番人のおじさんが、この中に「遺書」が書かれており、日本語もあるよと言って冊子を持ってきてくれた。ベートーベンの「ハイリゲンシュタットの遺書」は有名であるが、内容をちゃんと読むのははじめてである。
 「ハイリゲンシュタットの遺書」はベートーベンの死後遺品の中から発見され、現在はハンブルグ市立図書館に保管されている。この遺書は、ベートーベンの健康が様々な療法にもかかわらず悪くなる一方だったこと、特に1796年からその兆候があったと思われる聴覚疾患の昂進に伴う絶望的な心理状態で1802年に書かれたものである。

 今井 顕により訳された遺書の概要を紹介する。
 1802年10月6日に書かれた「わが弟たちカールと〔ヨハン〕ベートーベン へ」で始まる遺書は、
治癒することがだめかも知れないと思ったベートーベンが孤立し、孤独に生きなければならない苦悩を吐露し、絶望しもう一歩で自ら命を絶つところを思い止まらせたのは芸術である、として作曲に希望を託す。

課された使命、そのすべてを終えてからでなければ死ねそうにない、と奮い立たせ、呵責ない運命の女神が生命の糸を断ち切る日まで、この気持ちを見失わないようにと願う。

早くも28歳(実は32歳)にして悟りを開かなくてはならないとは容易ではない、と嘆き、芸術が熟しきる前に死が訪れぬよう、今しばらく時間を与えたまえ、と願う。

死よ、いつでも来るが良い。お前を勇気を持って迎えよう、と達観する。
不幸を背負うものは、ここの自然界のあらゆる障壁にも負けず、能力の範疇にあるすべてを成し遂げた立派な芸術家、または人間として並び称されんとしていた人間を見出し、その慰めとするだろう、と将来の自分の姿を予見している。

 10月10日に書かれた、「さあ、これでお前とお別れだ・・・・」で始まる遺書は、今井 顕による訳によると「詩」の形式をとっている。
ここにくれば少し病状が良くなるかという望みを絶たれ、希望も勇気も消滅、自然と人間の殿堂のなかで喜びの日を享受できるのは、もう2度と来ないのではないか、それはあまりにも残酷だと嘆く。
2人の弟へ「私の死後読み、実行するように」と書いて遺書は終わっている。
 
 私はこの遺書が書かれた1802年が、彼が作曲した作品群のどの時期に位置するのかに興味を持って調べてみた。曲の種類ごとに並べてみると下記のようになる。
・交響曲:第2番(1802)・第3番(1804)・第5番(1808)・
・ピアノ協奏曲:第3番(1803)・第5番「皇帝」(1809)
・バイオリン協奏曲(1806)
・ピアノソナタ:第17番「テンペスト」(1802)・第23番「熱情」(1805)
・弦楽四重奏曲:第6番(1800)・第7番(1806)

 以上を見ると、ベートーベンの主要な曲は、遺書が書かれた1802年を境にして次々と生まれたことがわかる。最後のピアノソナタ(第31番)は20年後の1822年に、「荘厳ミサ曲」は1823年に、「第九」は1824年に書かれている。弦楽四重奏曲は死の直前まで書き続けられている。言い尽くされたことであるが、ベートーベンの精神力の強さには恐れ入る。

 1770年に生まれたベートーベンは1827年3月に56歳3ヶ月の生涯を終えた。

 ウィーンへ行って、ハイリゲンシュタットまで足を踏み入れ、ベートーベンの認識を新たにすることが出来たのも、今回の旅行の成果のひとつである。

なお、今井 顕により訳された「ハイリゲンシュタット遺書」の全文を下記においてあります。興味のある方はどうぞご覧ください。【生部】
http://www15.ocn.ne.jp/~ryuss/ の「龍のコンサート三昧2006」

 
ベートーベンが散歩した小道                   ベートーベンが遺書を書いた家

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