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                                          メルガ IDN 【第11号】
                                       Inter Depending Network
                                       2002年9月15日発行

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                               このメルマガは自立化(相互)支援ネットワーク(IDN)の会員
                             の皆様とこれまでにIDNと関わりのあった方にお送りしています
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                                   IDNのホームページ ttp://www.npo-idn.com/ 

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                                         《 第11号のご案内 》

1.ふれあい充電講演会
    = 9月18日(17回):生部圭助氏による「住宅におけるIT革命」の案内
  =10月15日(18回):須磨幸蔵氏による「心臓外科の進歩と日本人の功績」の予告

2.シニア情報生活アドバイザー講座
    =第10期受講生を募集しています
  =第8期受講生 湯山良子 さんが「WPC EXPO 2002」のボランティアに応募しました

3.学生,社会人の進路相談
   =最近の若い人たちの悩み
  =石原英明さんの「老若男女が本音を語り合える場をつくりたい」

4.下関支部レポート
   =武部忠夫さんの「海峡の町下関・人・物語」

5.武兵衛とokokmanの「楽しくパソコンライフ」
    =連載第9回は武兵衛の「パソコンにつながる万歩計」

6.連載 「龍のコンサート三昧」
    =第7回は「 オペラハウスへ何しに行くの?」
  
7.IDN会員募集のご案内
    =入会希望者が知りたい Q&A
        <その7>「正会員と賛助会員は、どこが違うのですか」(その2の再掲)

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1.ふれあい充電講演会

■第17回:9月18日(水) 生部圭助氏による「住宅におけるIT革命」
皆様の家庭にもIT化の波が押し寄せてきていると思います。この数年間でITにより、安全で、健康で、便利に、楽しく快適になるか具体的にお話しようと思います。世間でいわれている「ブロードバンド」とか「ユビキタス」とは何か、身近な「情報家電」についても説明します。
また、住宅のIT化によって居住者がどのようなサービスを期待しているか、アンケートした結果を参考にしながら、住宅のIT化の光と影についても皆さんと御一緒に考えてみたいと思います。
(寄稿:生部)

日  時:9月18日(水) PM6:20〜8:50 (受付け開始6:00より)
場  所:豊島区立勤労福祉会館・第6会議室 (池袋南口より徒歩7分)
会 費 :会   員 2,500円(懇親会費1,500円含む)講演のみは1,000円
     非会員 3,000円(懇親会費1,500円含む)講演のみは1,500円 
参加申込みと問合せ:担当(林)まで  TEL0466―44―5838 

■第18回:10月15日(火) 須磨幸蔵氏による「心臓外科の進歩と日本人の功績」  
今回は、IDN創立以来、ご支援を頂いている医学博士・須磨先生(東京女子医科大学名誉教授)に御願いして、明治の頃、ドイツで心臓の鼓動についての世界的な発見をした田原淳(すなお)という人についてお話していただきます。田原淳の心電図など、心臓医学における貢献は、須磨教授の努力によって世界に認められるに至りました。私たち普通の日本人は知っていません。今回は、私たちが誇るべき先人のひとりとして、田原淳の生涯に耳を傾けたいと思います。
 須磨先生は奈良原理事長と同じ下関の出身で、まだ年若い医局の頃から心臓医学に取り組み、心臓ペースメーカーの草分けとして頑張ってこられました。昭和38年、我が国で最初にペースメーカーを施術された方です。
ドイツには田原淳の記念コーナーがありますが、須磨先生は、そのコーナーの開設にも深くかかわっておられます。皆さんのご来会をお待ちしています。

日  時:10月15日(火) PM6:00〜8:30 (受付け開始5:30より)
開催時間が9月(17回)と違います。会場や当日の運営方法はは9月と同じです
(寄稿:林さん)

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2.シニア情報生活アドバイザー講座

■ 「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは
この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。
NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「メロウ・ソサエティ・フォーラム」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。
               
■ 「シニア情報生活アドバイザー」養成講座第10期生を募集しています
開催日程:第1日(9/28 品川)、第2日(10/1 品川)、第3日(10/3品川)、第4日(10/11品川)、
               第5日(10/17品川)、第6日(10/25品川)第7日(10/31 品川)、第8日(11/6クリック)

詳細お知りになりたい方は http://www.npo-idn.com/ をご覧ください 

■ 「シニア情報生活アドバイザー」養成講座第11・12期
一般の募集はしないことになりました。ご了承下さい

■ 湯山良子 さん(第8期生)が「WPC EXPO 2002」のボランティアに応募されました
  私はシニアアドバイザーの認定を頂いたばかりのひよこアドバイザーです。
アドバイザーの勉強をさせていただきましたが、そのまま自宅でひっそりパソコンを打っていてもステップアップは出来ないし、何かしなくてはと思いましてパソコンサークルを探したり、地区の生涯教育支援センターに問い合わせをしてみましたが、なかなか難しい問題があって頭打ちの状態でした。

  そんな時にニューメディア協会事務局からアドバイザー各位に「WPC EXPO 2002」のボランティア募集のお知らせが配信されました。このボランティアはとても魅力的でしたが、講師ボランティア募集でしたので講師というところが引っかかりまして躊躇していました。

  それで事務局の田辺様へ講師以外の雑用係的な募集はないのですかと問い合わせを致しました。
直ぐにお返事をくださいまして、講師の方は他にもいるので心配は無いから事前説明会に出席されては如何ですかという丁寧な内容でした。という訳で説明会に出席させていただく事になったのですが、どのようなボランティアをするのか大変興味が有ります。

  もちろん応募者多数の場合は抽選ですので今のところ参加できるかどうかわかりませんが、果報は寝ていてはやって来ないので、とにかく応募して良かったと思っております。

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3.学生,社会人の進路相談をいたします

■最近の若い人たちの悩み
  最近、30歳未満の若い人たちの話を聞いていると、職業を決めるのに沢山の選択肢の中で、予想以上に苦労しているようだ。まず、自分がわからないという。自分のアイデンティティがどこにあるのかがわからない。個性を伸ばせとか、自己実現とか言われても、自分の特徴や、目標が分からない。自分がわからずに就職できないと悩んでいる。

  次に、対象になる職業がよくわからないという。仕事が分からないのと、自分の適正が分からないのも含めて、どうしていいか分からないという。そういえば、以前は会社に就職していたのであって、職業を選んではいなかったのだ。その上、求人側も即戦力を求めるので、益々厳しい選択を要求される。

  3つ目に、求人側に長い目で人を育てる姿勢が少ない為に、求職側が就職を決めるにあたって、慎重になり、なかなか決めようとしない。
  学校側も先生も、通り一遍の世話で、余り面倒を見ていない様だ。勝ち組みの人は、勝手に自分で決めたり、転職もしているが、多くの人が、フリーターになったり、派遣社員になって、その場をしのいでいる。
(担当:奈良原眞吉理事長)

■老若男女が本音を語り合える場をつくりたい
  大学4年生の夏も終わり、これから紅葉の季節だというのに就職先も決まらず一足先に木枯らし吹き荒れる冬を満喫しております石原英明と申します。
老若男女が本音で語り合える場があったら面白いのではないか?
奈良原理事長と話していて強くそう感じました。

  ただ、本音を語り合うという事は礼儀作法を重んじることの裏返しですから日本人にはとても難しいことです。
世代が違えば、社会経験や身分の差から生まれてくる見えない壁が障害となります。老若男女が本音で語り合うには、まずこの壁を乗り越えていかなければいけないと考えています。

  社会的な関係にしばられることなく一人の人間として発言できる場があれば、新たな自分を発見できるのではないかと思っています。利益や欲にしばられることなく自由な人間関係を築く場所2002ができれば理想的です。
私のような変わった人種の友人も連れてきますので、ご協力をお願い致します。
(寄稿:石原英明さん)

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4.下関支部レポート

■海峡の町下関・人・物語
  厳しい残暑をくぐって、やがて秋が近づく。松本清張名作「張込み」の映画では、夜行列車の象徴的風景として、関門海峡の宙空に浮かぶ満月を映し出していた。松本清張は海峡のほとり壇ノ浦で少年期を過ごした。下
  関は港町だったせいもあり、出身者にアーチストが多い。9月になればエノケンと競ったコメディアン・ジャズボーカルの草分け二村定一の命日に、偲ぶ会が催される。99年、00年、と下関をふるさとに持つオペラの藤原義江、女優田中絹代の盛大な市民イベントが行われた。

  映画界では小暮実千代、松田優作も下関生まれ下関育ち。女流作家・林芙美子は、幼少時代関門海峡を往来、本人は「放浪記」の冒頭で「私のふるさとは、山口県の下関」と記している。童謡詩人金子みすずは長門仙崎から下関に住んで珠玉500余篇の詩作を続けた。
  かくして、誇り高い先人の姿が中秋の名月のように海峡の夜空に浮かぶ。

林カジローさんが来関される頃は、ちょうどそんな季節になる。
(寄稿:武部忠夫さん)

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5.武兵衛とokokmanのリレー連載「楽しくパソコンライフ」
      連載9回 ― パソコンにつながる万歩計 ―

パソコン本体の話から少しはずれることをお許しいただきたい。
万歩計といえば腰のベルトに付けて一日に自分が歩いた歩数を確認するものです。確認はするがその先が問題。その歩数の記録を取っている人と、取らない人がいる。
自分自身で歩いた証ですから記録に残さないのはもったいない。しかしこれには、それなりの労力が伴うもの。

ところが最近これらを楽しく解決、いくつかの付加価値をつけて発売されている万歩計がある。メーカーでは「歩数計」といっている。パソコンのUSBコネクタに接続できる。簡単な操作で、日々の管理はパソコン任せでいい。パソコン依存症という言葉も聞こえる中、そうであるかどうかはその人の感じ方でしょうか?

さてこの「歩数計」から一日の成果をパソコンに送る。画面に合計歩数はもとより、続けて10分以上歩行したときの歩数、それらは時間ごとに棒グラフで表示される。つまり何時頃にどれだけ歩いたかがわかるので自分の行動を振り返ることもできる。

このデータはクリック一つで自分のホームページに送れる。歩数計を購入すると、このページは無料で付いている。ホームページの方では、利用者の中での自分の順位、一週間、一ヶ月間の記録もグラフで見られる。楽しめるリンク先もある。利用者相互の掲示板もある。楽しみ方は大きく広がる。
興味のある方は下記のURLにてご確認ください。

http://www.walking-style.com/info_diary/
最後に一言「みなさん健康のためにまずはウオーキングしましょう」!
(今回の担当:武兵衛)

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連載「龍のコンサート三昧」
第7回 ― オペラハウスへ何しに行くの? ― 

  1992年の秋にイタリアへ行く機会があった。日本の建築研究所とイタリアの同じ機関が共同研究を行なっており、毎年交替で会議を開催していた。その年は、カプリ島で会議が予定されていた。テーマは建築と情報。民間からの事例などのプレゼンテーションをして欲しいとの要請を受けた。会議に出席することにし、面倒な社内調整を行なった。
  実は「カプリ島」へ行くのも魅力的だった。カプリ島は、ジャン・リュック・ゴダール監督、ブリジッド・バルドー主演の映画「軽蔑(1963年)」の舞台となったところで、イタリアのリゾート地の、明るい太陽と青い海と緑の島の白い建物が鮮烈な印象として記憶にあった。

  日本からの出席者はそれぞれ別ルートでミラノの空港に集合した。イタリアでの初日の夜は全員で会食をし、日程や役割の確認などを行なった。二日目の夜は、食事を希望する人が多い中で、Y先生と私が音楽会に行くことになった。
  10月19日のスカラ座はオペラシーズン開幕の直前で、当日の夜はコンサート。ユーリ・テミルカノフ指揮サンクトペテルブルグフィル(旧レニングラードフィル)の演奏会が予定されていた。

  小雨の中をスカラ座へ出かけて行った。チケット売り場へいってみると長い行列ができていた。ともかく行列の最後尾に並んだ。皆和やかに談笑しながら前進していったが、もう少しと言うところで切符は売り切れ。行列の人たちは多少不満気な顔をしながら三々五々引き上げていき、二人は取り残された。
  がっかりして我々も帰ろうとしたが、未練げに切符売場のあたりを見渡してみると、まだ開いている窓口があった。誰も並んでいない窓口で尋ねてみると、チケットはまだあるという。あの行列は何だったんだ!当日売り(安い席)の行列だったと、あとでY先生とうなずきあった。
                                             
  ヨーロッパでの音楽会のチケットとしては高かった。案内の人につれられてロビーを横切り階段を昇り、3階の外周の通路から中に入ると小さい前室があり、カーテンを開けるとその先に席があり、そこから舞台と1階の客席を見下ろすことができた。
  我々の席は三階のほぼ正面のバルコニー席だった。バルコニー席は6席だったと思うが定かに記憶していない。最前列の席に座ってビックリした。何とその席は舞台の方を向いていなくて二人が対面して座るようになっており、首を90度回して舞台を見ることになる。二つの席の間隔は、ちょうど膝が触れる程度離れていた。

  スカラ座のバルコニーの席に座って、Y先生を目の前に、膝が触り、横を向いて舞台を見ている時に、ルノアールの一枚の絵を思い出した。「桟敷席」と言う黒を主な色調にした絵。金髪と胸にバラをあしらい、着飾った美人の女性が正面に描かれている。右後方の男性はそばに美人の女性がいるのにオペラグラスであらぬ方を見ている。きっと視線の先には別の女性がいると想像される。(私の所有している画集の解説を良く読んでみると、この男女は姉と弟と言うことだが・・・)
  スカラ座の最高の席は、オペラを見るのは二の次で、社交の場でもあることを悟った。

  その夜は、チャイコフスキーの「バイオリン協奏曲」と交響曲「悲愴」がメインのプログラムだった。ロシアのひとたちが演奏するロシアの音楽を堪能したあと、スカラ座のレストランで遅い食事をしながらY、先生とその日の体験と幸運を祝福しあった。

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7.IDN会員募集のご案内

■ 「自立化支援ネットワーク」は
内閣府(旧経済企画庁)にて認証を受けているNPO法人です。
自立化(相互)支援ネットワークの目指すもの! 
それは…自分らしい生き方・自分らしい職業を見つけてもらうこと!
同じような悩みを持っている人同士、仲間になって「自立」を助け合い、よりよい社会生活を支援していくことが我々の願いです。

■入会希望者へのQ&A   その7 正会員と賛助会員は、どこが違うのですか
    〈第10号のアンケートで質問がありましたので、「その7」を再掲します

はっきり違うのは、総会に出席して、議決権を行使できる」かどうかです。
どちらを選ぶかは、自分の、「参加の仕方」に関わってきますね。

最近入会したある賛助会員から、「<正>と<賛助>とでは、身分や待遇が大変違う印象を受けるので呼称を変えたほうがよいのではないか」との指摘を受けましたが、「権利・義務」では「議決権」の相違、「待遇」面では「機関紙の配布」「割引の適用」などは、同じです。

結論として、「得るもの」の相違はありませんが、「与えるもの」の相違ということになりますね。
自分の、「気持ち」や「状況」に応じて、選択されては如何でしょうか。

■ IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、賛助会員と正会員を募集しています。
賛助会員は、入会費及び年会費を各々一口1,000円以上(合計 2,000円以上)
納めていただきます。
正会員は、入会費及び年会費を各々一口10,000円以上(合計 20,000円以上)納めていただきます。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、年4回発行し  配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
  詳しいことをお知りになりたい方は、Eメール・電話・ファックス等で、事務局まで  お問い合わせください。

    Eメール:idn@npo-idn.com
    ホームページ:http://www.npo-idn.com/

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  TEL/FAX 03-5363-9717 
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