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Inter Depending Network メルマガ IDN 【第260号】 2013年 2月15日発行 IDNのTOPへ |
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《第260号のご案内》このメルマガは自立化(相互)支援ネットワーク(IDN)の会員の皆様と これまでにIDNと関わりのあった方にお送りしています お知りあいの方で、このメルマガをお送りしたら喜ばれる方をご紹介下さい メルマガIDNのバックナンバーをこちらでご覧いただけます ********************************************************************************************************* IDNだより =IDNの最近の活動状況を紹介します 1.ふれあい充電講演会 =第117回の案内:ドイツ映画の世界 2.シニアー情報生活アドバイザー講座 =第100期の開催案内 =アドバイザー講座の受講感想:湯沢和佳子さん(第98期受講生) 3.IDNパソコンひろば =2013年2月のシニア向け講座の案内 =町会・自治会のためのブログ入門講座:フォローアップ講座を実施中 =iPad講座の案内(3月10日開催):iPadを使いこなそう 5.千葉アドバイザーの会「C-PAK」 =2013年2月の月例会(第93回)の速報 6.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」 7.IDN会員募集のご案内 =入会を考えている方に 8.会員のホームページ・ブログ・ツィッターの紹介 =IDNの《facebookページ》を公開し、半年経ちました =最新のシニアドさいたまのブログ =四谷ひろばパソコン教室ホームページアドレス変更の件 9.アウトドアクラブ「たかお会」 =第75回活動の予告:旧碓氷峠散策ハイキング 10.IDNゴルフ会 =次回(4月17日)開催の案内 11.ふれあい広場 =ニューヨーク便り:高畠明子さん(アドバイザー第83期生) 12.編集後記 =映画 東ベルリンから来た女 |
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IDNだより
IDNの最新の活動状況を紹介します
ふれあい充電講演会 |
第117回の講演会《ドイツ映画の世界》を案内しています
外国映画の字幕翻訳をされている吉川 美奈子氏が映画について語ります |
シニア情報生活アドバイザー養成講座 | 第99期の最終日2月9日(土)に打ち上げ懇親会を開催しました 2月23日(土)に開講する第100期の受講生を募集しています |
四谷ひろば パソコン教室 |
2月のシニア向けのパソコン講座を紹介しています
3月に開催予定の特別講座《iPadを使いこなそう》の案内をしています |
パソコン交流会 | 新年のパソコン交流会を2013年1月8日に開催しました 次回の開催を検討中です |
千葉アドバイザーG 《C-PAK》 |
2月の例会を2月14日に開催しました。 講師は近藤 泰幹さん。テーマは《パワーポイントで紙芝居》でした |
埼玉アドバイザー 《シニアドさいたま》 |
登録メンバーが33名になりました。昨年の秋に3年ぶりの会員交流会の開催。参加者の近況を報告し合いました。今後の展開を考慮中です |
アウトドアクラブ 《たかお会》 |
第74回活動(1月24日~26日)を開催しました
第75回活動(4月25日)は《旧碓氷峠散策ハイキング》を予定しています |
アウトドアクラブ 《IDNゴルフ会》 |
次回は来年の4月14日(水)に開催します 参加者を募集しています |
ホームページ・ ブログの紹介 |
IDNの《facebookページ》を公開し半年経ちました 四谷ひろばパソコン教室ホームページアドレスを変更しました |
ふれあい広場 | 高畠明子さん(アドバイザー第83期生)の寄稿《ニューヨーク便り》を掲載しています 2012年の1月からニューヨークに住んでおられます |
*1*************************************************************************************************** ふれあい充電講演会 ■第117回の案内:ドイツ映画の世界 映画は20世紀が生んだ総合芸術だといわれています。我々シニア世代の青春時代は数少ない娯楽のひとつが映画でした。誰でもいくつか思い出の映画があるものです。 今回はドイツ映画字幕翻訳家の吉川美奈子さんを講師に迎え、映画の歴史、翻訳作業の舞台裏、面白いドイツ映画の紹介など、お話していただきます。
【開催概要】 ・開催日時:2月25日(月) 17:30~19:00 (終了後、懇親会を開催) ・会場:四谷ひろば2F コミュニティルーム ・テーマ:ドイツ映画の世界 ・講師:吉川 美奈子氏 ・会費:会員500 (ビジター1,000円) 懇親会費:3,000円 ・申し込み先:idn-kouenkai@npo-idn.com ・締め切り:2月20日(水) ◆吉川美奈子氏(よしかわみなこ)プロフィール 大学でドイツ語を専攻。卒業後は在独の日系金融機関に勤務、帰国後はドイツ系金融機関に勤める。1992年にドイツ語の実務翻訳を始め、2000年から字幕翻訳に携わる。 主な翻訳作品:「アイガー北壁」「ソウル・キッチン」「PINA/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」「ファウスト」「コッホ先生と僕らの革命」「東ベルリンから来た女」など *コーディネーター:土田 千絵さん 緊急連絡先:(090-9397-0750 土田携帯) TOPへ *2***************************************************************************************************** シニア情報生活アドバイザー講座 ■第100期のシニア情報生活アドバイザー講座のご案内 記念すべき第100期のアドバイザー講座を開催します。 ・開催時期:2013年2月23日(土)~3月23日(土) ・会場:四谷ひろば 〒160-0004 新宿区四谷4-20 詳細は下記をご覧ください http://www.npo-idn.com/senior2.htm ■アドバイザー講座の受講感想:湯沢和佳子さん(第98期受講生) パソコンはとにかく30年近くいじっている。仕事で使っている時は目的のために教わりながら、教えながらやってきた。ところがいざ仕事から離れると、自分の力ではインターネットの設定もできずソフトを入れる事もできない。わからない事はわかる人にやって貰う。とりあえずそれで支障は無かったが、なにか情けない。 そんな時こちらのIDNのHPに巡り合い躊躇なく申し込みさせて頂いた。アドバイザーになれないとしても、パソコンの基礎を学ぶ事ができ、上手く行けば合格出来るかもしれないではないか。 昨年12月の土曜日を4回、10時から17時までみっちり教えて頂いた。毎回の内容は濃く、雑念など浮かぶ隙もないほどその時々の先生方に熱く教えて頂いた。受講生はわたしの他に2名おり、その方々にも気持的に随分助けて頂いた。最終土曜日5回目の試験の緊張感と、読み違いのパニックは久し振りの刺激的な経験であった。 先週の9日の土曜日99期生の試験の後で、私たち98期生3人は、無事に合格証を頂いた。殆ど知識として身体には入っていないが、それでもせっかく頂いた資格である。いろいろな方向からITに関する知識を教えていただき、自らも学びながら研鑽して行きたいとおもっている。 諸先生方。ありがとうございました。今後も何卒よろしくお願いいたします ■「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやインターネット)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。 IDNはこれまでに90回(第99期まで)の講座を開催し、336名のシニア情報生活アドバイザーを養成した実績を持っています。 NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「一般財団法人ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。 TOPへ *3***************************************************************************************************** IDNパソコンひろば ■2013年2月の初心者向け講座の案内 一般講座 ・入門1:初めてのパソコン:金曜午後(2/1、8、15、22日) ・入門3:インターネットの活用:火曜午後(2/5、12、19、26日) ・基礎1:ワードで楽しもう:水曜午前(2/6、13、20、27日) ・基礎3:エクセル入門:月曜午前(2/4、11、18、25日) ・基礎4:ブログ入門:水曜午後(2/6、13、20、27日) 特別講座 ・使いこなそうiPad:16日(土) 午前・午後 ・カメラ実習(撮影会~湯島天神梅まつりと旧岩崎邸庭園~):23日(土) 午前 ・パソコン実践(パワーポイントで動画制作と公開):火曜日午前(5、12、19日) ・日本語入力とワード入門(最初からやり直したい方のための講座①):月曜午後(2/4、11、18、25日) ・「犬棒かるた」作り:月曜午後Ⅱ(2/4、18日) ・Word2010基礎から実践へ1:金曜午前(2/1、8、15、22日) 補習・なんでも相談 ・補習:お休み ・なんでも相談:お休み
■iPad講座の案内:iPadを使いこなそう 「iPad使いこなそう」講座を2月16日に続いて、以下の要領で実施します。 最近、ネット閲覧、電子書籍などに向くと言われている、タブレット型端末が続々と市場に登場し、普及の段階を迎えています。 今回、新しい情報端末を使いこなして頂けたらと、代表的なタブレット型端末iPadを準備し、実機を使いながらのセミナーを開催いたします。 又、iPadを購入したけど使い方がよく分からない方にもお勧めです。 【開催概要】 ・日時:3月10日(日) 午前10時~15時(含む昼休憩1時間) ・講座内容:インターネット、メール、 音声・手書き入力検索、 電子書籍、写真・動画、 テレビ電話(Facetime)、 ファイル保存(Dropbox)、印刷等を学びます ・受講料: 3,000円 ・定員:若干名(申込順) ・申し込み:電子メール宛先 hiromimurai@nifty.com (村井宛) ■町会・自治会のためのブログ入門講座:フォローアップ講座の実施
《シニアドさいたま》の活動内容については、下記のブログをご覧ください。昨年に引き続き、IDNが新宿区より受託して町会・自治会のためのブログ入門講座を実施し、11月よりフォローアップ講座を行っています。本講座は町会・自治会のコミュニケーションやコミュニティのの向上のために新宿区が企画されたものです。 ・開催日(終了) 10月9日、16日、23日、30日 毎週火曜日 午前10:00~12:00 ・フォローアップ講座の実施と予定 済:2012年11月27日(済)、12月18日、2013年1月22日 予定:2月26日、3月26日まで月に1回開催します TOPへ ■パソコン交流会 パソコン交流会:連絡方法に関するお知らせ パソコン交流会では、IDN-MMS実施に伴い、会員向けの情報発信をこれまでの「Yahoo!グループ」から本システムに変更しています。これまでにご連絡を頂いた方を本システムに登録し、12月30日にメールを発信しています。(Yahoo!グループを利用したご連絡は終了しました) ・会員にも関わらず連絡が着信していない方、新たに交流会登録希望の方はご連絡ください。 ・連絡先:IDN-PC交流会グループ管理者:長谷川久之 idn-mms02@npo-idn.com 今後の話題提供をお願いします パソコン交流会はアドバイザーの研修の場であり皆様からの話題提供で成り立っています。多くの方々からの話題提供のお話をお待ちしています。また、さしあたり提供する話題のない方は、こんな話が聞きたいこんなことが知りたい、など、メーリングリストを通じて呼びかけていただきたく、よろしくお願いします。 新たに参加ご希望の方へ パソコン交流会は、IDNパソコンひろば活動のひとつとして、会員相互のスキルアップ、情報交換の場を提供するものです。このメルマガを定期購読されている方でご興味がありましたら下記、グループ管理者宛にご連絡下さい。IDN-MMSに登録の上、開催情報等発信させて頂きます。参加希望の連絡は下記のグループ管理者へ。 【IDN-PC交流会グループ管理者:長谷川久之】 idn-mms02@npo-idn.com これまでの活動内容はこちらよりご覧ください TOPへ *5***************************************************************************************************** 千葉アドバイザーグループ C-PAK ■2013年2月例会(第93回)の速報 ・日時:平成25年2月14日(木)14時から16時まで ・場所:高齢協 佐倉センター2F ・講 師:近藤 泰幹さん ・テーマ:パワーポイントで紙芝居 C-PAKのホームページはこちらからご覧ください TOPへ *6***************************************************************************************************** 埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」 http://blog.goo.ne.jp/seniad_saitama ブログの内容については《会員のホームページ・ブログ・ツィッターの紹介》をご覧ください TOPへ *7***************************************************************************************************** IDN会員の募集のご案内 ■ IDN会員募集中 NPO自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。 *会員の方々には、《メルマガIDN》をお届けします *会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、発行し配布いたします。 *会員の方々には、各プログラムへの参加に割引が適用されます。 *入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。 *詳しいことをお知りになりたい方は、事務局までお問い合わせください。 ■入会を考えている方に 会員になるには,自分の意思がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか、目的を決めて入るのが賢明です。 入会の手続きとしては,入会申込書と、入会金の支払いが必要になります。会員には2つのタイプがあります。どちらの会員になるかは、やはり自分の意思で決めて下さい。 ・正会員:主体的に活動を行う会員で、総会の議決権を有する会員 ・賛助会員:団体の主旨に賛同し、活動に参加する会員 会費には入会金と年会費とがあります。 入会金は正会員が1万円、賛助会員が千円です。 年会費は、正会員が年間一口1万円、賛助会員が一口千円です。 (年の途中で正会員入会さされる場合は割引があります。) 年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。 メール送信先:idn@npo-idn.com *申し込みをして2日間応答がない場合は、ご面倒ですが、下記にお電話ください。 メールが届かないことが時々発生しています。よろしくお願いします。 電話番号:03-3358-1958 TOPへ *8***************************************************************************************************** 会員のホームページ・ブログ・ツィッターの紹介 ■IDNの《facebookページ》を公開し半年が経ちました IDNとして《facebookページ》を公開しました。現在は、メルマガIDNで2週間の間隔でIDNの動きについてお知らせしていますが、《facebookページ》により、もっと短い間隔で情報発信をすること、および、コミュニケーションの場としての活用を図りたいと考えて、ページ作りを行っています。 《facebookページ》を開設して半年が経ち、IDNの方や一般の方のアクセスがあります。《いいね》の書き込みが増えてきました。《いいね》のあとにひとこと書いて盛り上げてください。 facebookの効用については大なるものがありますが、その運用においては、注意すべきことも多々あります。facebookをこれから立ち上げる方は、経験者のアドバイスを受けるのが望ましく、また、まちの本屋で参考書を入手し、一通りのことを理解したうえで始めるのがいいでしょう。
■最新のシニアドさいたまのブログ(再掲) 《シニアドさいたま》は、IDN(自立化支援ネットワーク)及びICCH(シニアサロン川越)で《シニア情報生活アドバイザー》の資格を取得した方々のブログです。 このブログには、会員がそれぞれの居住地や所属する団体に於いて、地域のため、所属団体の目的のために、多岐にわたり資格を生かした活動を展開しており、会員が関わっている諸活動のホームページをここに紹介しています。現在会員は33名です。 これらの活動に参加したり、パソコンの講習を受講したい方は、各ホームページにアクセスし問い合わせください。また、会員個人が開設しているホームページやブログも閲覧できます。 【世話役:東川征夫さん】 ■四谷ひろばパソコン教室ホームページアドレス変更の件 昨年、マイクロソフトが無償で提供してきた「Office Live Small Business」が終了し、その後、1年間無料の「みんなのビジネスオンライン」を利用してきましたが、2月8日以後有料のサービスになるためこれをやめ、無料提供のホームページに移動します。 新しいアドレスは下記の通りです。旧アドレス、トップページ新着情報に新アドレスを記載しています。 旧アドレス:http://www.idn-pc.jp/ 新アドレス:http://idnpc.jimdo.com/ 自薦・他薦をお願いします ホームページ・ブログ・ツィッターを紹介するコーナーです。遠慮しないでどうぞ手を上げてください。 【趣旨】 会員のホームページ・ブログ・ツィッターを紹介するコーナーを設けました。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したURLをIDNのホームページでも紹介します。 最近の更新内容のある方は、再度取り上げます。ご遠慮なくどうぞ。 申し込み先:idn@npo-idn.com これまでに登場した方のURLと紹介文をIDNのホームページでご覧になれます TOPへ *9***************************************************************************************************** アウトドアクラブ「たかお会」 ■第74回活動の予告:旧碓氷峠散策ハイキング ・開催予定日:4月25日(木) 日帰り 今回の企画担当幹事は、畑さんです。 追って詳細案内をいたします。 TOPへ *10**************************************************************************************************** IDNゴルフ会 ■第17回 IDNゴルフ会コンペの案内 第16回IDNゴルフ会コンペを中止しました。 第17回を下記の通り開催いたしますのでご予定ください。 【開催概要】 ・開催日:2013年4月17日(水) ・場所:東京湾カントリークラブ 長浦コース→久保田コース 〒299-0243 千葉県 袖ケ浦市 蔵波1147 TEL: 0438-63-3211 内房線 長浦駅より送迎バスで約5分 ・スタート時間:9:06 9:13 ・募集人員:2組8名(3組も可) ・費用:一人当たり プレー費:約9千円 会 費(賞品代、表彰式軽食費):3,000円予定 IDNゴルフ会の発足のお知らせと会員募集、これまでの実施報告などこちらよりご覧ください IDNのTOPページからもご覧になれます TOPへ *11************************************************************************************************** ふれあい広場 ■ニューヨーク便り:高畠明子さん(アドバイザー第83期生) こんにちは。83期生の高畠明子と申します。現在はニューヨークで暮らしています。海外に住むのは3か国目ですが、アメリカは初めてです。 マンハッタンの狭いアパートで夫と犬との3人暮らし。毎日イーストリバーの流れを眺めて生活しています。
あまりに毎日が楽しすぎて、実はまだ「シニア情報生活アドバイザー」らしき活動ができていないのが現実なのですが、こちらでも公立の図書館やコミュニティセンターなどでシニア向けのパソコン教室が盛んに開かれています。内容は、メールやインターネットの使い方、iPadなどの活用法、ブログ入門など。四谷ひろばで行われているものと共通しています。 これらの教室を一度見学等してみたいと思っていますが、そのためにはまず英語力をブラッシュアップしなくてはと考え、現在はコロンビア大学のティーチャーズカレッジというところで大学院生の教育実習の場として設けられている英語学校に通って英語を勉強しています。オーペアでアメリカに滞在している若い人や、コロンビア大学の留学生やその家族に混じって週3日。たくさん出される宿題やディスカッション、プレゼン等に悲鳴をあげながらも何とかついて行っている状態です。 ニューヨークの厳しい冬もそろそろ終盤。大雪や低温で辛い時もありますが、マンハッタンの街並みは歩いているだけでもとても刺激的です。毎日めまぐるしく色々なことが起こり、本当に目が離せません。まだまだ観光客気分が抜けませんが、ここでの経験を今後に生かせるよう色々なことを学びたいと思っています。 ■「ふれあい広場」について 皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。 思わぬ出会いがあるかもしれません。 自由に投稿して下さい。お待ちしています。 TOPへ *12************************************************************************************************** 編集後記 ■映画 東ベルリンから来た女 2013年2月25日のふれあい充電講演会で、『ドイツ映画の世界』という題で、講師に吉川美奈子氏をお迎えする。氏はドイツ語の映画の字幕翻訳に携わっておられ、その中に最近日本でも封切られた映画《東ベルリンから来た女》も手がけられた。講演を聞く前に見ておこうと、久々に映画館に足を運んだ。 この映画を理解して感じるためには、《ベルリン》に対する知識が必要だと思い、歴史の復習をし、以下のようなことを一応頭に入れてから映画を見に行った。
ベルリンは、ドイツの北東部に位置する都市であり、ドイツ連邦共和国の首都である。歴史をさかのぼると、ウィーンがドイツの中心と見なされていた時期があったが、1868年に新統一ドイツの首都がベルリンに確定した。 ベルリンは、1871年のドイツ帝国成立から1945年の第二次世界大戦の終結まで、ドイツ国の首都だった。 第2次世界大戦後、ベルリンは米英仏露の分割統治下におかれた。敗戦国のドイツは資本主義体制の西ドイツと共産主義体制の東ドイツに分断された。東ドイツと東ベルリンでは、ソ連式の社会主義の施行が始まった。企業は国有化され、商売の自由は縮小、政権を批判するものは逮捕され、言論の自由が失われてゆく。嫌気がさした東ドイツ国民や東ベルリン市民は西ベルリン側へ逃げ込む。 こうした亡命者を防ぐため1961年8月にソ連統治下の東ドイツはベルリンの境界線を封鎖した。壁はすべて東ドイツ領内に建設され、その後、強固なものになり、東西が遮断された。 東ドイツ領内作られた壁は4つの世代に分類され、順に強固なものになり、壁の長さは全長155kmに達した。 西ベルリンは周囲を東ドイツに囲まれ、《赤い海に浮かぶ自由の島》となった。 壁を乗り越えることを試みた人たちはその場で射殺、壁が存在している間に計239人が射殺されたという。 東西冷戦のシンボルの《壁》が崩壊したのはハンガリーの民主化がきっかけ。東ドイツ国民はハンガリーを経由して亡命を始めたため、壁の意味がなくなった。 記念すべきライプツィヒにおける1989年10月9日の《月曜デモ》には7万人が参加し、当局は手をこまねいてなすすべもなく、流血のないデモとなった。月曜デモの成功から9日後の10月18日に、ホーネッカーが18年間座り続けた最高権力者の座を追われた。 東ドイツ政府は、1989年11月9日に東ドイツ市民に対して旅行の自由化(旅行許可書発行)を発表した。このことによって、ベルリンの壁は実質的に意味を持たなくなり、その翌日の11月10日未明になると、ハンマーや建設機械により、壁の破壊作業をはじめられ、ベルリンの壁は崩壊した。 そして、東西ベルリンの境界だけでなく、東ドイツと西ドイツの国境も開放された。さらに、1990年10月3日に東西ドイツは正式に統一された。 映画《東ベルリンから来た女》 原題《ペペルモコ》の邦題が《望郷》、《東ベルリンから来た女》の原題は《バルバラ》、映画の日本題名は、映画への興味を膨らませてくれる。 最初、この映画は《東》から《西》へ来た女の話かと思った。原作は、地下活動をする共産主義者の女性医師の話だそうで、この映画の監督であり脚本を書いたクリスティアン・ペッツォルトは、「移住申請をした男の医師は軍医にされ、女は医師不足の地方病院で働かされた」と聞き、原作の時代や舞台設定を大きく変えて脚本を書いた、とのこと。 《東》の年金生活者は、国の負担を減らすために《西》移住する道があったが、国のために役に立つ医師は、そうはさせてもらえなかった。主人公の女は、《東》の中心であるベルリンの大病院から、バルト海に近い片田舎の病院に追いやられて赴任してくる。そして、シュタージ(秘密警察)の監視下に置かれている。 ここでストーリーを書くつもりはないが、以上のことは知ったうえで映画を見ると、理解が深まると思う。 監督は、旧東独は《暗い灰色の社会》と類型的に示されることが多いのが気になっており、映画では、1980年頃の東ドイツの田舎町と人々の日常生活を緊迫感をもってリアルに丁寧に描いた。 映画のなかでは、虐げられた《東》での生活の実態がいくつかのエピソードとして挿入されているが、監督の意図は「当時の東独は現代のドイツや日本と違う社会。でもこの映画で描かれる不信や不安といった感情、《義務と自由》といったテーマはどこででも理解してもらえると思う」と言っている。 監督のクリスティアン・ペッツォルトの考えについては、監督にインタビューしたベルリンの松井健記者のコラム(朝日新聞)を参考にさせてもらった。 この映画で「孤立させてもらうわ」と宣言したバルバラは寡黙で硬い表情で終始するが、彼女の2回の笑顔に対する演出が印象に残った。1回目は、破顔ともいえるうれしそうな笑い顔、もう一つは静かで優しい笑顔。どちらも男に対してのものであるが、バルバラの気持ちの変化を象徴的に表現していると思う。 この映画は、2012年のベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞した。また、2013年アカデミー外国映画賞ドイツ代表にも選出されている。 エピローグ ベルリンへ行ったのは、06年、08年、10年の3回。いずれもコンサートのために行った。昼間は暇なので美術館めぐりに費やすことが多かったが、《壁》に関わるところを訪れる機会もあった。 単独で行った最初の時は、現地の案内の方から、地下鉄やバスの乗り方等を教わった時に、まち歩きの注意事項として博物館島より東には行かない方がいいと言われた。 2回目の時には、壁の一部を記念として保存し、壁の歴史などがパネル展示されているところに案内してもらった。ここにでは、壁の実物を見ることが出来、テレビでよく見る厚い壁ではないものもあることを知った。 3回目の時には、東西分断時代に外国人のみが通行を許可された国境《チェックポイント・チャーリー(レプリカ)》、《ベルリンの壁博物館(壁の歴史を写真や現物で展示してあり、死を覚悟で西側へ脱出を試みた人達の記録が生々しい)》、《ベルリンの壁 イーストサイドギャラリー》なども見た。また、かつて東で最高級と言われたホテルにも泊まった。 ベルリンの街を歩くと、壁が存在していたところに道標として表示してあり、壁のラインをたどることができる。今はきれいに整備されているが、実際に現地に足を踏み入れてみるとかつての名残もたくさんあり、実感がわいてくる。 旅行者だから見るものは多くはないが、このような経験は、映画《東ベルリンから来た女》をより身近に感じるのに役立ったのではないかと思う。 ふれあい充電講演会では、この映画についてのお話はもちろん、映画についての諸々のお話を伺うことが出来るのを楽しみにしている。【生部 圭助】 編集後記集 TOPへ ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 今後このメールをご不要な方は、大変お手数ですが下記までお知らせ下さい。 自立化支援ネットワーク(IDN)事務所 ・住所:東京都新宿区三栄町8-37 ・電話番号:03-3358-1958 ・Eメール :idn@npo-idn.com *連絡をして2日間応答がない場合は、ご面倒ですが、上記にお電話ください。 TOPへ ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ |