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メルマガ IDN 【第27号】
Inter Depending Network
2003年5月15日発行
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の皆様とこれまでにIDNと関わりのあった方にお送りしています
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《 27号のご案内》
1.ふれあい充電講演会
=5月の案内:5月14日(水)
バス旅行の報告
箱根・千石原・ポーラ美術館見学
と塔ノ沢「ひめしゃらの湯」入浴会
=6月の案内:6月16日(月)金田和友氏(当会理事)による「無季俳句と詩書画の教室」のお知らせ
2.シニアー情報生活アドバイザー講座
=第16期:1週遅らせて、5月25日開講の案内
3.学生,社会人の進路相談
=「学生生活で力を入れてきたこと」 ―ある学生の記録―
4.下関支部レポート
=ユニークな美術館散歩 財団法人ウッド・ワン美術館
5.武兵衛とokokmanの「楽しくパソコンライフ」
=顔文字について
6.伊藤政弘さんの連載「アラスカ紀行・後編」
=連載第10回
「デナリ国立公園(シャトルバスツアーに参加して) 」
7.IDN会員募集のご案内
8.ふれあい広場
=2名の方の投稿
=佐藤昌子さん:渡るアメリカに鬼はなし<マラソンおばさんとアメリカの子供達との交流>
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1.ふれあい充電講演会
■5月の報告
第24回:5月14日(水):バス旅行
箱根・千石原・ポーラ美術館見学
と塔ノ沢「ひめしゃらの湯」入浴会
好天に恵まれた初夏の一日、31人の紳士淑女参加のもとに催された"ポーラ美術館とひめしゃらの湯をたずねる"バスツアーのご報告を、参加者の紀行句を交えながら記します。
午前8時 新マルビル前に集合
定刻5分前に31人全員が集合完了、長年の数多の団体旅行でこんな事は初めてだと
幹事連中は感じ入った次第。担当運転手の窪田さんも「うん」と同意見でした。
定刻出発 霞ヶ関ICより首都高経由東名高速へ
本日は 晴天なりと 古希の翁 和
画をたずね 緑を求め 箱根路へ
奈良原理事長のご挨拶と幹事の旅程説明が終わると、バスは早くも海老名SAへ
休憩後、木下工学博士より「ポーラ美術館のすばらしさ」について説明を受け、これから訪ねる美の館への期待が一段とたかまりました。博士の手作りのパンフの素晴らしかったことにも一同感嘆の声を上げているうちに、御殿場ICに到着。これよりバスは乙女峠を経て仙石原へと
箱根路の 新緑の中 佳き出会い
宮仕え辞め 後ろ髪ひく バス旅行
山は皆 みどり緑の 箱根路よ
美術館到着まで後30分、同館提供のビデオを放映、さらに予備知識を入れているうちに、予定時刻の10時に目的地到着。(箱根って近いわね と誰かの言)
いよいよ"ポーラの館"へ
木漏れ日の中 忽然と 美術館
(首席 森侑子さんの作)
ガラス城 緑の光 青の海
新緑に ポーラ美術館 埋もれをり
箱根路の 自然に調和 ポーラの美
ひめ沙羅てふ木 初めて知りぬ 花はまだ
ひめしゃらの 緑に映ゆる 美の館
館内に入り約1時間半、鈴木コレクションを鑑賞、大変な名品の数々に圧倒され酔い心地、夢心地のひとときを過ごしました。
薫風に ポーラの館に 青の粋
仙石原に 沈むひめしゃらの 美術館 ルノアールの絵 光の満
世紀経て 箱根で出会う 泰西画 (首席 森侑子さんの作)
モネピカソ 平山杉山 箱根山
新緑に ピカソも遊ぶや ガラス館 (二席 新名昭土さんの作)
誰(た)がのみし ガレの杯 ここにあり
館を出て思わす゛ためいきをついている人もいました。
箱根風 ポーラが薫る 高嶺の華
箱根越え 我もなりたや ポーラの会長
化粧品 名画に化けて 世に贈る
(特別賞 三谷勇輔さんの作)
高い文化の香りを身辺に漂わせながら、次は庶民の憩いの場「ひめしゃらの湯」へと。途中、箱根駅伝で有名な宮下を通過、羊腸の小径を一気に下り、バスは湯本の公営駐車場に到着。此処でお出迎えのマイクロバスに乗り換え目的地へ。時計は12時半をまわり、ご馳走とビールが待ち遠しいと、あちこちで囁きが、、、、、、、。
関所〔入り口〕で温泉組,ベコニア園組、オルゴール館組に分かれて、それそれ小一時間を楽しみました。
いい湯だな ここは天下の 箱根の湯
和
天下の嶮 越えし侍 湯に遊ぶ (三席 浜崎弥寿子さんの作)
シャガールも 薫風も宙(うか)ぶ ひめしゃらの湯
ひめしゃらの 野天の風呂に 菖蒲浮く
露天風呂 迷える落ち葉に 亡友(とも)偲ぶ
これもかと いろとりどりの ベコニアの花
でっかいでっかいベコニア 赤黄色 和
ベコニアの 色とりどりに 驚かされ
ひめしゃらの 湯に入らずに 銭洗い弁天
それぞれにひと時をすごした後お待ちかねの会席料理の昼食です。
湯上りに ビールをきゅっと わが世界
この一杯 わが生きがいと 上機嫌
和
昼食は いと胃に優しい 竹の膳 和
歓談しばしの後、午後3時、箱根を後にして帰路につきました。
帰路の車中、IDN小坂氏のご好意の飲み物で咽喉を潤しながら、和散人宗匠のリードのもと恒例の無季俳句の句会を催しました。名句,迷句が沢山でき、表彰式が賑やかにとり進むうちに早やバスは都心に到着。"東京は近いね"の声。
輝ける IDNの 男たち
という句も頂戴し、無季俳句の会は終了となりました。(作品は文中にご紹介)
午後4時半、予定より早く丸の内に到着、お互いの労をねぎらい、名残を惜しみつつ解散しました。
(レポート:金田和友さん)
■6月の案内:金田和友氏(当会理事)による「無季俳句と詩書画の教室」
いつもIDNに温かいご支援を頂き、有難うございます。6月の例会は、金田さんにお願いしました。皆さん、ふるってご参加ください
・日時:6月16日(月) PM6:00〜8:30 受付は5:30より
・会場:池袋西口より徒歩7分・豊島区立勤労福祉会館(03―3980―3131)6階会議室
地図がお入用の方は、下記の林または中川までご一報ください。
・会費:会員2,000円 非会員2,500円 (懇親会の費用を含む)
=和散人こと金田和友さんの言葉=
いつの頃からか五七五を捻るようになったが、最近季語と17音に縛られないで、印象に残ったことを五七五にして書き留める、という融通無碍な句作をやるようになってから、気楽にいろいろなことができるようになった。
美しいと 思う心が 美しい(相田みつをの詩を読んで)
妙智力 花は自然に 咲いて散る (良寛の研究会で)
いたらない故に女(男)の持つ魅力 (クラブのママと)
自然無為 桃栗三年 柿八年 (庭の柿をいただいて)
南無観音 茗荷頂戴つかまつる(観音巡りのお寺の庭で)
万句作れば白眉の一句ありで、中には子や孫に遺したい名句(?)もあって、これを筆で書き残そうと思い始めた。更にそれに相応しい画を書き加えることができれば素晴らしいなと考えた。以来一筆画の方も、山と水、雲水、菊の花、こけし、地蔵、翁など練習を繰り返してきた。
正式に俳句も墨絵も教わったことのない私でも、僅か4,5年で個展(古希の記念に)を開けそうなところにきた、ということを実演をまじえてご披露し、同好の士を募りたいという想いです。大事な"後半生"を心豊かに過ごしゆく方法の一つとして、また子孫に人生の大切なものを伝えるよすがとして、ご一緒に、いとも気楽に筆をもってみませんか?
・申込窓口:林 0466―44―5838
:中川 03―3869―0315
準備の都合がありますので、早めにご連絡ください。
・当日持参していただくもの:小筆
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2.シニア情報生活アドバイザー講座
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「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは
この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。
NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。
■
「シニア情報生活アドバイザー」養成講座第16期開講案内
1週おくらせて、5月18日に開講します。受付中です!
開催日程:第1講(5/25AM森下)、第2講(5/25PM森下)
第3講〜第7講:受講希望者と相談のうえ設定します
第8講(6/21 11:00−17:00
森下)
詳細はIDNのホームページでご覧ください
お知りあいのかたで受講希望者をご紹介下さい
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3.学生,社会人の進路相談をいたします
■「学生生活で力を入れてきたこと」 ―ある学生の記録―
就職戦線に立ち向かう学生さんは、面接でどのように自分をアピールするか、真剣に文章に取り組んでいる。以下の文章は、学生Mさんの了解を得て、掲載するものである。皆さんは、若い人のひたむきさをどのようにお感じになるでしょうか。
私は大学で軟式野球部に所属しています。私は,中学,高校と部活に入っていましたが,一つの目標に向かって切磋琢磨し向上できる部活ではありませんでした。大学に入ったら絶対に体育会の部活に入り、そこで何らかの目標を見つけ自分自身を向上したいという理由で、体育会の軟式野球部を選びました。
入部した当初、野球経験のない私は,練習について行くのがやっとでしたし、技術の差もありました。野球経験のある同級生はすぐに試合にも出ていましたし,凄く悔しい思いもしました。小学生以来である野球を甘く見ていたのかもしれません。少なからず壁にぶつかりました。そこで私はうまくなるにはどうしたらよいか考えました。練習あるのみで基本を何回も反復して練習することが一番であると考えました。私は練習のあとは必ず家で自主トレはしましたし,とにかく経験者の人には負けたくなかったのです。
自主トレのお陰で練習では先輩方に少しずつアピールすることができました。しかし,自分自身、納得がいっていませんでした。もっと技術が上がるのではないかとも考えましたし、今のレベルのままでは到底試合には出られないと考えました。その時いくら自分で練習しても限界があるのではないかと思いました。練習をしているのに何故、技術が上がらないか、私は又壁にぶつかりました.そのときが私を救ってくれたのが同じ野球部の仲間たちでした。自分では気がつかない細かい点まで指摘してくれました。経験者の助言は確かなものでした。少しづつではありますが自分で納得のできるプレーもできるようになりました。試合にも使ってくれるようになりました。
日々の練習にも力が入り充実していた私ですが、ある試合で試合を決定づけるエラーをしてしまいました.私はその試合ではベンチスタートでした.試合は息を呑む投手戦。ベンチにいた私は、今日はもう出る幕などないと勝手に思いこんでいました。しかしいきなり先輩が流れを変えるためにとメンバーチェンジをしてきました。その中に私の名前も入っていました。いきなりのことで、その時は心の準備もできていませんでした。中途半端な気持ちで試合に出てしまいました。そんな中同点でむかえた最終回、私はショートを守っていたのですが、その時の心境というのが私の所にボールが飛んでくるなと思ったことです。
そんな弱気では勝負に勝てるわけがありませんでした。ランナーがいて1点もやれない場面で私の所にボールが飛んできました。気持ちで負けていたため、一歩目が動きませんでした。試合を決定づける痛恨のエラーをしてしまったのです。結局その試合はチームも負けてしまいましたし、先輩の最期の夏の大会でもありました。本当に先輩方に申し訳ないこともしましたし、自分の弱気な気持ちにも腹立たしかったです。私は先輩に謝りました.しかし先輩は私にエラーしたことはしょうがないこと、だけどなぜエラーしたのかよく考えろと云ってくださいました。同じエラーを2度と起こさないようにすることが大事ということも言ってくれました。私は救われました。そしてエラーにつてもよく反省しました。そこで得たことはベンチにいても常にスタメンで出ている人と一緒に戦っているということです。
野球部での大学2年の秋、私が所属している軟式野球部が廃部の危機に直面致しました。それは新校舎を建てるために私たちが使っているグランドが資材置き場になり、グランドが使えなくなって十分な練習が出来なくなったことと、硬式野球部の発足のため主力メンバーの殆どの部員が抜けたことが原因です。
そこで残った部員で今後のことについて話し合いの場を持ちました。このまま部を廃部にするなどさまざまな意見が飛び交いました。私の考えはもう一度、軟式野球部として試合がしたかったし折角入部した軟式野球で学生生活の最後までまっとうしたかったのです。主将も同じ考えをもっていました。最終的に部を残す方向の結論が出ました。その時何をしなければいけないのか、また何が必要であるのか、充実した練習をするにはまず部員の確保でした。そしてグランドの確保。グランドの確保は市のグランドを週に1回のペースでお借りすることができました。しかし部員の確保に至っては大変困りました。
そこで新入生歓迎には一層力を入れることにしました。他の部に負けない勧誘をしなくてはいけません.まず新入生にアピールしたことは、部の人数が足りないので一緒にチームを作っていこうということを真剣にアピールしました。またチームのスローガンである「野球を楽しむ」ということ今の時代の若い人は、部というイメージをきつい練習があるんじゃないかとか、上下関係が厳しいとかマイナスのイメージを沢山もっていると思いまして、そういったマイナスイメージの払拭が勧誘においての一番のポイントでした。
はじめはサークルの方がいいとか、練習がきついのではないかとか、いろいろありましたが、私を含めたメンバーが必死に軟式野球部のよさをアピールしました。何事も真剣に伝えれば相手に伝わるものです。結果沢山の新入生が入ってくれました。そして充実した練習、試合がまたできるようになりました。夏の大会では、勝敗こそ今一つでしたが野球を純粋に楽しめたと思います。軟式野球部でどんな状況におかれてもあきらめないことを学びました。また部としての機能を立てなおしたということで、一つの事を成し遂げたと感じております。
(レポート:奈良原理事長)
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4.下関支部レポート
■ユニークな美術館散歩 財団法人ウッド・ワン美術館(広島県佐伯郡吉和村4278)
照若葉の美しい季節の喧騒から離れて吉和の森の豊かな緑に包まれた美術館を訪れてみては如何でしょう。
吉和村は広島県中国山地西部の冠山(かんむりやま)山地にあって、村域の大部分が標高600メートルの高冷地というところに、財団法人ウッド・ワン美術館があります。
作者不詳の「農婦」の絵が、オークション2日前に「ゴッホ美術館」の鑑定により「ゴッホ」の作品と判明して、予想価格2万円から一気に6600万円の高値にて落札され、マスコミを騒然とさせたことは、記憶に新しいところですが、この落札者が他ならぬ、ウッド・ワン美術館であり、住宅建材メーカー・会長の中本利夫氏なのです。平成14年12月にも岸田劉生の「麗子像」を3億6000万円で落札し大きな話題を生んだことでも知られています。
この美術館を私が訪れたのは、オープン間もない平成9年10月に、カルチャーバス会員80余名の皆さんとご一緒でした。「オープン記念」の「マイセン磁器」の100点公開が目玉で、期待に胸ふくらませての参加者が大勢を占めていました。
ヨーロッパ磁器の最高峰マイセンは、繊細で優美、18世紀、19世紀の宮廷を華やかに彩った「マイセンの壷」「卓上飾り」「マイセンロココ様式の人形」と有名な「ウェリントン公爵戦勝記念食器セット」等、2室を占有して展示された芸術品に目を奪われ、回りからは嘆息すら洩れていました。隣接する一室にはアール・ヌーヴォーのガラス作品の展示、特にエミール・ガレの万博出品作「蜻蛉文花瓶」と名作「藤文ランプ」等のガレの芸術品が展示されていました。他の三室には、横山大観・前田青邨・安田靫彦・上村松園をはじめとする近代日本画の名作及び、岡田三郎助・藤田嗣治・梅原龍三郎・安井曽太郎の油彩画の逸品、また新進気鋭の作家の作品等。以上は平成9年当時のことですが、会館当時の300点から現在は800点余りの所蔵品を有するとのことです。
近くには冠山高原のケンゲツツジの群落、もみの木森林公園と湯木温泉もあり、自然を満喫できる癒しのスポットとして楽しめるのではないでしょうか。
何よりも、この美術館の魅力は豊かな自然に囲まれて静かに名画や芸術品を鑑賞できることでしょう。
(レポート:下関支部 中原節子さん)
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5.武兵衛とokokmanのリレー連載「楽しくパソコンライフ」
連載24回 ― 顔文字について
―
いい年をして笑われそうです。楽しくパソコンライフですから、笑いもあっていいでしょう。受信したメールの中に、顔文字((^0_0^))が入っていることがあります。今回はこの顔文字の挿入について説明します。
"・・・話し言葉辞書"
を利用できる状態にします。
Windowsには、Microsoft
IME という日本語辞書がついています。普通は画面の右下の位置にIMEツールバーが出ています。ここのプロパティーを開いて「辞書/学習」「システム辞書」の中の「・・・話し言葉辞書」というところにチェックをつけてください。
文章作成時に、「かお」と書いて変換を押してください。記号でできた顔文字がいくつも出てくることでしょう。これが顔文字です。
顔文字の種類は、IMEツールバーの「ヘルプ」をクリック。「キーワード」のところに「顔文字」といれて「一覧」をクリック。たくさんあるのがご覧になれるでしょう。
面白いのは、いっぷく (-。-)y-゜゜ 。ねてる (-_-)zzz 。ばんざい \(~o~)/ など。
メールの文章の中に、ちょっと添えるだけで、世の中明るくなりませんか。(^。^)
IMEの種類によって多少操作の違いがあります。ヘルプを参照してください。
なお一太郎のATOK辞書をお使いの方は、「フェイスマーク辞書」を追加して下さい。詳細は一太郎の「ヘルプ」をご覧ください。
(今回の担当:小坂武夫さん)
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今後,このコーナを皆さんとともに充実させて行きたいと思います。
ワードやエクセル,ブラウザやメーラーなどで,こんな時どうするとか,こんなこと出来ないかとか,また,こんなことが出来るよとか,ここは違うぞとか,ご質問やご意見がありましたら,気軽に下記のアドレスまでメールを下さい.出来る限り掲載して行きたいと考えています。
mailto:tanoshiku-pc@npo-idn.com
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6.伊藤政弘さんの連載「アラスカ紀行 後編」
第10回 ―
デナリ国立公園(シャトルバスツアーに参加して) ―
デナリ国立公園の大きさは、日本の四国と同じくらいの大きさである。マッキンリー山を含めた、タイガとツンドラの大地である。広大な大地の中で野生動物たちものびのび暮らしている。
この大地を私は、合計3回、シャトルバスに乗車して見学した。シャトルバスはほとんどが満席である。それだけ人気の高いツアーである。
デナリ国立公園内には、自然保護の観点から多くの規則がある。ここは、野生動物たちの大地であり、人間はただの侵入者ということになるのだ(人間はただの石ころと同じ)。一切の責任は自分自身で取らなければならない。といっても、このツアーは、バスでの見学がほとんどなので緊張感はない。ドライバーは、陽気な観光案内を兼ねていて、乗客を飽きさせない。
シャトルバスは出発後、しばらく針葉樹林の森(タイガ)を突き抜けて行く。バスは町中でよく見かける、あの黄色いスクールバスと同型のものだ(もちろん塗装は塗り替えられている)。どこか懐かしい座席に座る乗客たちは、ほとんどの方が高齢者である。なんでもアメリカ人は、一生のうちに一度はここに訪れたいというのが夢なのだそうだ。
急に騒音が激しくなった。舗装道路が終わり砂利道に入ったのだ。いよいよこれから本格的に公園内に入っていく。ドライバーの案内でまず目に飛び込んできたのは、大きな岩の塊であった。岩の形がインディアンに似ていることから名づけられたインディアンロックだ。バスの中からでは見ることはできないが、ここには生きた化石ナキウサギが生息している。今度は、五分もたたないうちに、「STOP」の声! (乗客のSTOPの声で、バスは止まってくれる)
乗客の顔がいっせいに右に向いたそこには、冬毛から夏毛に生え変わる時期の雷鳥(アラスカ州の鳥)が、不思議そうにこちらを見つめながら、草むらに消えるところだった。また近くに動物が現れるのではないかと、目を近くに向けていたせいか、車窓に広がる広大なツンドラと残雪の山々に気がつくのが遅れてしまった。実に雄大で美しい。文章でどう説明したらよいか分からないが、日本では感じることの出来ないスケールである。これは今回に限ったことではないが、比較対照が見つからないというのが本当のところである。
バスはどこまでも砂煙をあげ突き進んで行く。するとまたもやSTOPの声。今度は、遠くにカリブーを見る事ができた。頭数は5〜6頭くらいであった。この時期のカリブーは、ほとんどが北に移動しまっているため、公園内に残っているのは群れからはぐれてしまったものである。
バスは平坦な道から、坂道を登り始める。すると、目の良いご老人が一点を指さした。山の急斜面にかなりの数の白い動物の姿があった(アメリカのご老人の目の良いのには度々驚かされる。私は、探すのに一苦労するのに…)。肉眼では小さな点にしか見えなかったが、ビデオカメラの望遠で拡大すると、ドールシープ(角の大きな白いヤギ)であることが分った。
バスは更に山の中を突き進む。山といっても、木は一本も生えていない。今にも岩が崩れてきそうな赤茶けた山道を登っていく。
峠(ポリクローム・パス)に差しかかる。ふと下を見ると、何十、いや何百メートルの崖である。もちろん人工的なガードレールなどない。落ちたら間違いなく全員死亡だろう。ところが車内は緊張感よりスリルを楽しんでいるといった雰囲気だった。バスはやっと下り坂に移るとバスの無線からの応答がはげしくなった。いったい何事が起ったのか!まもなくして、運転手がバスを止めると、マイクでこう告げた。「皆さん、右手の山の中腹をみてください。グリズリーの親子が山を登っています」と。途端に、乗客の目の色が変わって、窓越しにカメラやビデオがひしめき合った。アラスカの王者の出番である。その風格はやはり堂々としていた。おそらく母熊と小熊であると推測された。熊には、怖くてあまり遭いたくないのだが、安全が確保されている場では、妙に興味がわき、是非見てみたい動物に変わるのである。
興奮を残したまま、バスはゆっくり動き出した。まもなくこのツアーバスの終点であるスイットニーヒルに到着する。この奥は、道がまだまだ続くのであるが、この先に行くバスは限られているため、いたしかたない。悔しいがいたしかたないのである…
しばらくの間、バスを降りて休憩時間となる。乗り込む時に配られたスナックと、バスの後ろに隠されていた蛇口(お湯が出る)を使ったコーヒーで、興奮を鎮めていく。と、遠くの山の中腹にグリズリーが発見された。先ほどの熊とは別のようである。見た目にはかなりの距離があったため、あまり気にしなかったのだが、10分もたっただろうか…
なんとその熊が1kmくらいの道路沿いのところまで近づいていたのだ。乗客は、バスに乗り込み、早く熊の所へ連れて行けとドライバーに催促する。熊は歩みが遅いように思われるが、人間よりずっと速いのだ!(時速約60キロ)
少々余談になるが、熊にばったり出会ってしまった時にはどうしたら良いか…
日本では死んだふりをしたらいいと言うが、アラスカにおいても一つの手段とされている。が、一番信頼されている手法は、次のようになる。まず、熊の目をみたまま、絶対に目を背けない。そして、ゆっくりと後ずさりをして、熊との距離をとっていくことが大切となる。いきなり走って逃げようとすると野生の本能で追いかけてくるのである。熊の方も人間が怖いのであって、その怖さゆえに、しかたなく襲うか逃げるか迷うのである。そうしたことから、後ずさりすることが一番良いとされていた。また、熊(この場合グリズリー)が襲ってくる時は、熊の方から目を背けるのである。そして、背けたと思わせた瞬間猛然と襲ってくるのである。これは、実際私が経験したことではなく、熊よけのビデオ学習からの話である(カトマイ国立公園内にて、強制的に学習させられる)。
話が長くなってきた。話を戻そう!
バスは熊の親子を前にして、20分くらい止まっていただろうか。この間、窓からカメラやビデオの撮影に多くの人たちが挑んでいた。そして、口々に満足気な会話で満ち溢れていた。
帰路も、マーモットやムース、ドールシープなどの野生動物が思ったよりも間近に見る事ができた。雄大な山々の上には、レンズ雲や彩雲などが美しさを競っていた。「もう帰ってしまうのか…」と、いうのが実感である。
雄大・雄大と、皆さんには耳にタコができてしまったのではないかと思うが、本当の雄大というものを、いつの日か自分の目でご覧になってみてはいかがでしょうか… それにはここ、デナリが一番ですよ!
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7.IDN会員募集のご案内
■
「自立化支援ネットワーク」は
内閣府(旧経済企画庁)にて認証を受けているNPO法人です。
自立化(相互)支援ネットワークの目指すもの!
それは…自分らしい生き方・自分らしい職業を見つけてもらうこと!
同じような悩みを持っている人同士、仲間になって「自立」を助け合い、よりよい社会生活を支援していくことが我々の願いです。
■
IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、賛助会員と正会員を募集しています。
賛助会員は、入会費及び年会費を各々一口1,000円以上(合計
2,000円以上)
納めていただきます。
正会員は、入会費及び年会費を各々一口10,000円以上(合計
20,000円以上)納めていただきます。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、年4回発行し
配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
詳しいことをお知りになりたい方は、Eメールで、事務局まで
お問い合わせください。
Eメール送信先:<mailto:idn@npo-idn.com>
ホームページ: http://www.npo-idn.com/
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8.ふれあい広場
■M田博巳さん:IDN旅行のお礼(金田さんへのお礼状)
昨日は、大変有意義な旅行を有難うございました。照明の観察と名画の鑑賞で少し目が痛くなったようです。帰りには、ふざけた和歌で申し訳なく・・・・・、でも、俳句、和歌など小生には全く縁のないもので、ただ、百人首は幼少の頃からかなりヤっていたのでなんとか・・・・と、思い提出しました。酔いと、バスの揺れ、生まれつき字が下手なのとがかさなって、ますますおかしな和歌が出来たしまったことをお許しください。
本当に楽しいひと時を過ごすことが出来たことを嬉しく思っています。家内も体操会のみなさまと歓談できたことを
心から喜んでいます。
さて、6月16日の充電会ですが、家内ともども予定があり参加できないことを残念に思います。家内は俳句に興味があるようで私以上に残念ガって居ます。
林様、中川様、木下様他、幹事の方々には本当にお世話になりました。よろしくお>
伝えください。
奥様も大分ガンバラレタ様子ですが、体調のほうは如何ですやら、貴方も奥様同様>
あまり無理をせず養生してください。家内からも同様申しておりました。
小生の禁煙は「勤煙」をしばらく「禁煙」にしたまでで何時かまた「勤煙」になるかも・・・
■奈良原眞吉さん:「女性だけの勉強会&おしゃべり会」に参加して
「女性だけの勉強会」(男性の方ごめんなさい)と三好さんの文章にあったので、恐る恐る小さな花束を持ってお祝いにいってきました。5月11日(日)その日は母の日でした。定刻10分前、会場の品川教室の玄関を入ると、入り口と、廊下のベンチに、懐かしい顔、顔、顔…。ヘアースタイルを大胆に変えた笑顔の森本さん、東葛の4人(クリックから打ち上げのさの屋さんまで一緒に歩いた人ばかり)と音信の途絶えていた小川さん、お久しぶりの佐藤典子さん、SLAからのお二人、時々会ってた武居さんの顔、顔、顔…。
「お久しぶり」と話しながら、皆さんを誘導して教室へ。
定刻1時に自己紹介で始まりました。3分から5分程度の自己紹介は、さすが皆さんアドバイザー!堂にいったものです。近況報告を交えて、今の心境を素直に、ありのまま語って40分がたちました。佐藤昌子さんがトリを締めても、一旦始まった井戸端会議は終わりません。細長いテーブル3台を囲んで、11人が腰かけるのですから窮屈そうでした。しかしそれがかえって親密感になっています。すぐに3人4人とひとだかりができました。
進行係の三好さんはと見れば、あちこち移動しながら、山の輪に隠れてしまっています。用意したXPの解説シートが配られても振りむく人などいません。15分経って、三好さんがプロジェクターにCDを写しましたが、だれも注目する様子はありません。見るとスクリーンの向きと、みなさんの座席の位置がずれています。プロジェクターを動かして向きを変え、スクリーンの位置を直しても、誰ひとり気にする人はいません。皆さんは、すっかり井戸端会議に(いや!失礼)勉強に熱中しています。
こんなに打ちこんだ勉強風景は、私の長い教育現場でも見たことがありません。時計の針が2時をさしました。「今がチャンスだ!」と思ってそのまま会場を後にしました。
その日の晩に、田村さんから「目一杯勉強しました!」とメールが入ってきていました。そうでしょう.4時まであの調子でいけば「多分目一杯だな」と思いました。
数日後、三好さんと話す機会がありました。「いつ帰られたかき気がつきませんでした」ですって。そして次のお話し。「パソコンを立ち上げて、テキストを渡して、二人一組で読みながら話し合ってやってみて、わからなければ質問して下さい」というやり方があるそうですよ、と。そうなんだ!女性の勉強風景は男性のそれとは全く違っていましたよ.男性の皆さん!
やはり女性だけの勉強会があってよかったと思いました。
【Aqua_g】という日本に一つしかない「女性だけの勉強会&おしゃべり会」がいま立ち上がろうとしています。
■佐藤昌子さん(アドバイザー講座11期生)
=渡るアメリカに鬼はなし=マラソンおばさんとアメリカの子供達との交流
【その7】
2日目:日本を伝える
学校活動2日目、まだ学校内の部屋の位置がわからず廊下をウロウロと走り回って子供達から「Mrs.Sato
走らないで」と声をかけられてしまいました。
午前中は、授業に使う大きな折り紙つくりで大忙しでした。普通の折り紙は15cm角ですが、大きなかぶとや鶴を折るためには大きな紙が必要です。図書室の脇に置いてあるカラーペーパーホルダーから36インチの幅のペーパーを引き出し18インチの長さででカットしてそれを半分にしてカッターで切ると、18インチ角の折り紙が出来ます。アシスタントの方に作っていただいたら、サイズがまちまちなので自分でカットすることにしました。何しろ枚数が多いので時間があれば折り紙作りをしていました。このサイズの紙でかぶとを折ると子供達が帽子のようにかぶる事が出来ます。
紙作りをしていたら、美術の先生から呼び出しが来て、一緒に美術の授業をしたいと声がかかりました。私も美術大学を出ていますので美術の授業には関心があり、協力し合って授業をする事になりました。5月の「子供の日」に向けてこいのぼりを作ることになりました。教材も私のリストの全てをそろえてもらう事になりました。この美術の先生ともそれ以後親しくお付き合いさせていただくようになりました。
午後からは、2年生を中心に「日本の紹介」を3クラスに行ないました。日本語での数遊びでカウントを1〜10まで数えながら紙風船遊びや、綾取りマジックも教えました。綾取りも日本で200本以上用意しました。クラス中でエキサイトしてしまい、隣のクラスから静かにするように注意されてしまうほどした。2年生3クラスの後、5年生の先生から声がかかり2クラス担当しました。
日本語での挨拶の仕方から始まり、日本の国技の相撲のビデオを見せて、その当時に活躍していたハワイの相撲取りの話もしました。「一寸法師」のアニメを紹介したりしました。5年生ともなると、とてもしっかりしている子が多く私の英語を一生懸命理解しようとしてくれました。質問も日本の子供達の日常生活や住居についての質問が多く、当時はやっていたポケモンについての質問ほとんど有りませんでした。
アメリカの学校で授業させていただくのが私の夢でしたので「夢ではないかと」と何回も思ってしまうほどでした。 まだ時差ぼけが治らず、学校から家に帰ると、まずベットにとび込み昼寝をしました。早く現地時間に慣れなければと思いました。
(続く)
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