◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

                               メルマガ IDN 【第49号】
                                   Inter Depending Network
                                   2004年4月15日発行

                  
メルマガIDNは、2002年4月15日に第1号を発行しました
                                         第49号より3年目を迎えます
                              皆様のご愛顧とご協力をお願いいたします
                                                            
**********************************************************************************

                               このメルマガは自立化(相互)支援ネットワーク(IDN)の会員
                             の皆様とこれまでにIDNと関わりのあった方にお送りしています
                      お知りあいの方で、このメルマガをお送りしたら喜ばれる方をご紹介下さい
                          メルマガIDNのバックナンバーをIDNのホームページでもご覧頂けます

                                        http://www.npo-idn.com/

*********************************************************************************

                                   《第49号のご案内》

1.シニアネットフォーラム21 in Tokyo

2.ふれあい充電講演会
  =4月(第36回):「世界無形文化遺産能楽と謡」の案内
  =5月(第37回):バスツアー「五浦海岸と岡倉天心の六角堂」予告

3.シニアー情報生活アドバイザー講座
  =第25期:開講の案内(2004年5月〜6月)
  =藤谷さん(第23期)の受講感想を ふれあい広場に掲載

4.学生,社会人の進路相談
  =立山 健さん:退職と求職についての一経過報告

5.下関支部レポート
  =日本最古の洋式灯台と、アルコール漬けウニの瓶詰め発祥の地「六連島」

6.リレー連載 「楽しくITライフ」
  =今回はお休み

7.IDN会員募集のご案内
  =入会を考えている方に(再掲)

8.連載
  =井出昭一さんの連載予告

9.パソコン講座の報告
  =三好みどりさん:Aquaグループ主催の初めての講座を終えて

10.ふれあい広場
  =藤谷一二さん:アドバイザー講座を受講して   
  =IDNアウトドアクラブ:メーリングリストへのお誘い(再掲)

11.編集後記
  =テレビはこれからどのように進化してゆくか

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

1.シニアネットフォーラム21 in Tokyo
  報告書が完成しました。ホームページ(詳細版)の作成に橋本良子さんが奮闘されています。公開まで今しばらくお待ちください。なお、シニアネットフォーラム21の2日間の状況を下記のホームページ(速報版)でご覧頂けます。
  http://www.npo-idn.com/IDN/sf21/sokuhou/index.htm

2.ふれあい充電講演会

■4月(第36回):「世界無形文化遺産能楽と謡」案内(再掲)
  謡曲を始めて10年の川本泰生さんが、我が国が世界に誇る文化遺産「能楽と謡曲」の概説とその魅力を語ってくださいます。打ち合わせ時「世界無形文化遺産に指定されているのは文楽と二つしかないこと、能楽には謡曲,仕舞,囃子,狂言の4つで構成されていること」などを教えられ、わが身の勉強不足を知りました。講演の中では一節ご披露して頂くそうですのでそれも楽しみです。
かっては上流階級の嗜みだった謡曲を聴きながら、日本の文化と歴史に思いを馳せるひと時を過ごしましょう。
講師 川本泰生氏   謡曲の光華会所属   三菱高齢社会研究財団DAA会員 

講師からの一言 
お謡いを始めて10年になります。 お謡いを通じて能楽に少しでも興味を持っいただけるようにお話をして、未熟ではありますが、謡曲「敦盛」の一節をご披露させていただきます。 

 ・日時:4月19日(月)PM6:00〜8:20       
 ・場所:シニアワーク東京5F・第1セミナー室 
            千代田区飯田橋3−10−3 03−5211−2307
            (JR飯田橋駅・東口、地下鉄飯田橋駅A2から5、6分、ホテルエドモント隣)
  ・会費 会員500円、ビジター1000円
  ・懇親会 2500円  (同会館内で講師を囲んで懇親。女性2000円)
  ・申込み  金田 03−3392−1043  afu@k2.dion.ne.jp
                  中川 03―3869―0315  mgt-naka@cilas.net
ご家族,ご婦人の参加を歓迎します。

■5月(第37回):バスツアー「五浦海岸と岡倉天心の六角堂」予告
   5月22日(土)にバスツアーを計画中です。追って案内いたします。ご期待ください。
   
*********************************************************************************

3.シニア情報生活アドバイザー講座

■ 「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは
  この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。

■ シニア情報生活アドバイザー養成講座:第25期の案内
第25期はすべて週末の開催です

第1日目 第1講義 2004年05月08日(土)   9:30〜12:30  品川人材開発センター
第1日目 第2講義 2004年05月08日(土) 13:00〜16:00  品川人材開発センター
第2日目 第3講義 2004年05月16日(日)   9:30〜12:30  品川人材開発センター
第2日目 第4講義 2004年05月16日(日) 13:00〜16:00  品川人材開発センター
第3日目 第5講義 2004年05月23日(日)   9:30〜12:30  品川人材開発センター
第3日目 第6講義 2004年05月23日(日) 13:00〜16:00  品川人材開発センター
第4日目 第7講義 2004年05月29日(土) 13:30〜17:00  アクティブワン秋葉原
第5日目 第8講義 2004年06月05日(土) 13:00〜17:00  アクティブワン秋葉原

・会場:品川人材開発センター
          臨海都市線 品川シーサイド駅徒歩3分
         京浜急行 青物横丁駅徒歩12分

・会場:アクティブワン秋葉原
         千代田区外神田6-15-9
         JR秋葉原より歩10分

ご希望の方は下記へ申し込んで下さい
 <mailto:idn@npo-idn.com>

アドバイザー講座受講感想を「ふれあい広場」に掲載しています

*********************************************************************************

4.学生,社会人の進路相談をいたします

  「IDNは今年になって会員が100名を越え,シニア情報生活アドバイザーも養成数では120名に達し、全国59実施団体中でトップになりました。これを期に,新旧とりまぜた関係者の皆様に発言(自己開示)の場を提供し、交流を深めながら、ともに切磋琢磨するチャンスを少しでも増やしたいと考え,本欄の模様替えを致しました。
  まず立山さんの投稿からご覧下さい。そしてご意見や感想などを,「ふれあいひろば」にお寄せ下さい。
(記:奈良原眞吉さん)

■立山 健さん(アドバイザー第20期):退職と求職についての一経過報告                 
  今までの仕事を辞め、別の仕事をさがすという必要性とその環境は個人それぞれに千差万別ですが、最近私が経験しつつあることをお話します。この先どうなるかもわからないので、自分にも成功例とも失敗例ともわかりません。

  私は2年前に、ある重工業会社の技術系の管理職を定年まで2年を残して退職しました。退職の動機は、このまま最後まで居ても新しく始まるものは何もないこと、次男と長女がまだこの先数年間は学生を続けるので夫婦だけの生計では済まないことなどです。昔と違って、役人の天下りのように子会社への横滑りが容易にできる環境ではなかったこともあります。行動開始の直接の引き金になったのは管理職向け早期勇退制度で、退職金の割り増しに背中を押されたことも確かです。もちろん辞めても次に行くあてがなければなりません。

  私の場合はやや特殊で、それまでの仕事とは何の関係もない全く異なる業種と職種に、個人的なコネで勤めることにしました。自分自身何か別のことがしたかったこともありますが、生計を立てることが一番の目的でもあったからです。結局は、その職場は諸事情のため1年半で辞めましたが、今でもその業界で、零細であっても経営者になって生計を立てたいと情報集めを続けています。こんな年齢になると、大企業勤務の時代とは正反対で、夫婦が一緒にできるその仕事で食べていけたら理想的かもしれないと思っています。もちろん、人生食べていくだけでは面白くないのでいろいろと楽しむ場面も夢見ながら。

  退職してハローワークの失業認定を毎月申請しつつ、同じハローワークの中の再就職支援機関「新宿ジョックセンター」に毎週通っては、求職活動の仕方、求人情報検索などの相談に乗ってもらいながら、東京人材センター、中小企業アドバイザー派遣室、シルバー人材センター、それに就職紹介会社数社などへの登録なども行い、初めて書く履歴書や職務経歴書を何度も提出してはいろいろと職探しをしました。その間、シニア情報生活アドバイザー養成講座で同期の大西さんのように、就職紹介会社に紹介してくださった方にも恵まれ感謝しております。各機関とも受付窓口ではみな親切に対応してくれるものの、年齢と仕事内容と給料のミスマッチは現実では如何ともし難く、本当に困難さを思い知りました。そうこうするうちに、仕事を辞めてから4ヶ月が過ぎようとしていました。

  ところが最近、最初に長年勤めた重工業時代の上司から電話があり、「外務省の外郭団体が、某国(イラクではありません)への支援事業の一環でプロジェクトコンサルタントを探していることを聞いた、お前の経歴(原子力船「むつ」プロジェクト担当)を使えばピッタリの仕事だがどうだ。」との話です。微妙な内容のため具体的なお話はできませんが、国益に適うという大義名分にも酔いながら、即座に紹介をお願いすることにしました。現在、その仕事のチームを組み、準備を始めたところです。4月末から始めて、遅くとも年内には終わる短期事業ですが、やはり昔の専門分野となると気分の乗りが全く違うことは自分でも驚くほどです。この仕事がうまくいったら、同じような仕事が再びできるのではないか、と今から甘い期待などして。

  とはいえ、そのうちまた元の求職活動に戻るかもしれませんし、そのときには一層厳しい求職環境になるでしょう。それでも、ここまでの私の経験から言えるのは、求職においても知人のネットワークはできるだけ広い方がよい、ということです。一方、ハローワークの再就職セミナーでは、友人に相談するのはよいが、ずばり仕事を紹介してくれと言ってはならない、友人のプレッシャーになり、うまくいかなければ友人を失う恐れがあるから、とも言われました。また、再就職先があってもそれは中小企業に決まっている、そこの社長はたいていがワンマンオーナーだから、それとの相性が最大の関門であるともアドバイスされました。

  取り留めなく私の個人事情を書いてしまいました。流し読みいただければ幸いです。

***********************************************************************************
 
5.下関支部レポート

■日本最古の洋式灯台と、アルコール漬けウニの瓶詰め発祥の地「六連島」
 関門海峡の西に浮かぶ下関市六連島は、大型船舶が行き交う国際航路に挟まれた溶岩大地の島です。日本書紀にも「没利(もつり)島」として登場する歴史ある島で、現在の「六連島」の由来は、大小6つの島が連なっているからとも、昔、島の住民が土地を6等分したためとも伝えられています。

 この島の北西に日本最古の洋式灯台がある。日米和親条約で決まった現在の神戸港開港に備えて、1867年(慶應3年)4月の大阪条約に基づき建設された5つの灯台の1つである。1871年(明治4年)11月にイギリス人技術者アルヘリン・ブランドンが建設、初点灯された。翌年6月には明治天皇も訪れ、横には「明治天皇行幸聖蹟」が建立されています。

 石造りの外観は建設当時のまま。高さ約11メートル、4万燭光で15秒ごとに1閃光する。当初は石油灯を使用していたが、アセチレンガス灯、自家発電、1963年(昭和38年)からは本土から海底ケーブルによる電力供給になり、現在に至っている。建設されて約130年たった今でも、六連島周辺を航行する船舶の安全を見守り続けています。1995年(平成7年)日本で最古の洋式灯台として、下関市指定文化財に登録されました。

 下関の名産品として有名なウニの瓶詰めの加工技術は、もともと六連島が発祥の地です。明治初期に外国人船員が島の西教寺の蓬山和尚訪ねて洋酒を酌み交わしていた。船員が盃に酒を継ごうと誤って小鉢のウニにこぼした。和尚が黙ってウニを食べると、驚くほどまろやかな風味だった。

 和尚は島一番のウニ業者の城戸久七にこの話をし試食させた。城戸久七はいろいろ研究を重ねて、独特のアルコール漬けウニの加工法を生み出しました。城戸久七に弟子入りしていた上田甚五郎が修行を積み、その後本土の幸町に移り、1914年(大正3年)うに甚本舗を興し加工ウニを商品化したのです。同社は加工ウニの先駆者、城戸久七を顕彰しようと六連島西教寺に碑も建立しました。                                      

(レポート:青木紀雄さん)
 
*********************************************************************************

6.リレー連載「楽しくITライフ」 

■今回はお休み

*********************************************************************************

7.IDN会員募集のご案内

■ 「自立化支援ネットワーク」は
内閣府(旧経済企画庁)にて認証を受けているNPO法人です。
自立化(相互)支援ネットワークの目指すもの! 
それは…自分らしい生き方・自分らしい職業を見つけてもらうこと!
同じような悩みを持っている人同士、仲間になって「自立」を助け合い、よりよい社会生活を支援していくことが我々の願いです。
 
■ IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、年4回発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、eメールで、事務局までお問い合わせください。

■入会を考えている方に
  会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか,目的を決めて入るのが賢明です。

  入会の手続きとしては,入会申込書と,入会金の支払いが必要になります。会員には,正会員(主体的に活動を行う会員で,総会の議決権を有する会員)と賛助会員(団体の主旨に賛同し,直接、間接時間の許す範囲内で活動する会員)の二つのタイプがあります。どちらの会員になるかは,やはり自分の意思で決めて下さい。

会費には入会金と年会費とがあります。
入会金は正会員が1万円,賛助会員が千円です。
年会費の方は,正会員が年間一口1万円,賛助会員が一口千円です。
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。

 賛助会員の年会費の口数を決めるに当たっては,以下を御参考にお考えになって下さい。
いまの法律では,一人3千円以上の会費を支払った賛助会員の会費の合計が,その団体の年間経費の25%を越えていれば,その団体(NPO)は、一般の多くの市民に支持されている優良な団体として税務署が認め,その団体に対し一般の人が寄付したお金は、税金を払ったと同じように認められ,納税時に配慮されるという点です。(ちなみに一人3千円未満はその計算の対象にならないということです)

 メール送信先:<mailto:idn@npo-idn.com>
 ホームページ: http://www.npo-idn.com/

*********************************************************************************

8.新連載予告
  メルマガIDNは発刊以来ちょうど2年を経過いたしました。連載は2002年6月1日発行の第4号から開始しました。以来、下記の方々(敬称略)に連載をお願いし続けて参りました。
・龍のコンサート三昧(生部 圭助:12回)
・アラスカ紀行(伊藤 正弘:12回)
・渡るアメリカに鬼はなし(佐藤 昌子 あきこ:12回)
・りっちゃん奮戦記(若林 律子:7回)
・アジア ナウ(羽澄 勝:12回)

  5月1日発行の第50号よりの連載を、井手昭一さんに引き受けていただきました。井出さんは、IDNと関係の深い方です。
・2001年11月の講演会:やきものを楽しむ・・・酒を飲む器「ぐいのみ」・・・の講師
・2002年5月のバスツアー:陶芸のふるさと「益子」探訪のコーディネータ
・2003年9月の見学会:「東京国立博物館」見学会の案内と解説
  上記の他にも多分野に憧憬が深いものをお持ちで、どのような話題が展開されるか楽しみです。ご期待ください。
  
*********************************************************************************

9.ふれあい広場

■藤谷一二さん(アドバイザー第23期生):アドバイザー講座を受講して
 昨年8月台湾駐在(3.5年)から帰国し、同時期定年退職しました。日本に持って帰ってきたパソコン及び日本にあったパソコンの2台を修理に出すことから始まり、再インストール、設定と、パソコンでしばらくヒマを癒してきました。しかし、会社に行く必要がないので、自分だけのパソコンいじりということに気がつくのもそんなに長くはかかりませんでした。

 そして今年、私と同じようなシニアと一緒にパソコンができる、パソコン仲間ができるとのことから「シニア情報生活アドバイサー」を知り、スケジュールが合ったIDNの講座を受けた次第です。毎週土曜日朝から夕方まで4週にわたって勉強させてもらいました。自分では皆分かると思っていましたが、やっていないことは分からないこと事も分かり、良い整理が出来たと思っています。

 我々23期は11名もおり、全員一緒での講義は少なかった(2組に分かれる日が2日ほどありました)のですが、少ないながらも同期の人たちと楽しく学ぶことが出来ました。最後の打上げも2つに分かれてしまい、今度会う日を楽しみにするしかありません。また、講師陣の方々も親切で、教え方についても非常に参考になりました。改めて有難うございました。

 最後に、ここで学んだことを活かせたいと思っております。また、同期の人たちとはこれからが、いろいろな意味でのお付き合いの初めと思っています。再会を果たし、交流を強めていきたいと思います。

■IDNアウトドアクラブ/メーリングリストへのお誘い(再掲)
  IDNアウトドアクラブは自然に親しむことを通じて会員の健康維持や相互の親睦をはかることを目的として発足しIDN-ADF2003で産声をあげたばかりです。活動内容はみなさまのご意見をもとに広げていく計画です。連絡や
情報交換のためにメーリングリストを開設しましたのでアウトドアに関心のある方、お気軽にご連絡ください。

連絡先 
<mailto:idn-outdoor-owner@yahoogroups.jp>
会員の「お名前」、「メールアドレス」をお知らせください。メーリングリストに登録します。

■「ふれあい広場」について
皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
下記のメールアドレスへ自由に投稿して下さい。お待ちしています。

<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>

*********************************************************************************

10.パソコン講座の報告

■Aquaグループ初めての講座を終えて
   4月11日(日)「Word入門講座」を無事に終えることができました。参加頂いた方全員が資格取得者で、経験豊富な方ばかりでしたのでどうなるかと心配しておりましたが、お陰さまで和気藹々と楽しい講座になりました。参加頂いた方は全部で7名、女性の方がお一人だけだったのは意外な展開でした。講師役は、小川、森本、武居、田渕、三好の5名が担当させて頂きました。

  講座内容は、Word2000とWord2002の比較をしながら、カレンダー作成、画像処理などを行いました。特に好評を得たのは、あまり知られていないWordの機能を使って、カレンダーにいろいろな形の写真を取り込む部分でした。会場の関係で作成物の印刷は出来ませんでしたが、電子アルバム作りまで範囲を広げることができました。

  グループ初めての講座に参加頂いた皆さま、ありがとうございました。また、受験後の感想文を読ませて頂くと、「基礎が理解できていなかったのが分かった」のご意見が多いこともあり、今後は「シニア情報生活アドバイザー養成講座」を受講される方、あるいは興味のある方向けに「Windows基礎講座」「テキストの作り方講座」などを開く計画もございます。今後ともよろしくお願い致します。 
(レポート:Aquaグループ  三好みどり さん)

*********************************************************************************

11.編集後記

■テレビはこれからどのように進化して行くか
  IT化の進展のの中でメディア間の葛藤や融合が取りざたされているが、テレビそのもの将来の姿は以外に知られていない。テレビ放送が始まったのは1953年のことであり、白黒がカラー化されたテレビは我々の最も身近なメディアとなっている。ケーブルTVも「放送」の範疇であり1998年からは一部デジタル化され、最近ではインターネット接続のメディアとしても活用されている。

  1996年6月にCSデジタル多チャンネル放送が新しいメディアとして登場し、CS事業者の覇権争いの後に、スカイパーフェクTVに統合された。 2000年12月には従来のアナログの衛星放送に加えて、デジタル衛星放送が開始された。「110度のCS放送」では、衛星放送と同じアンテナで受信が可能となった。

  一連の放送に関する変革の最後に登場するのが地上波放送のデジタル化である。2003年12月には関東・近畿・中京の3大広域圏で放送が開始され、2006年には全国展開される。その後は従来のアナログ放送とデジタル放送が併存するが(サイマル放送)、2011年にアナログ放送は終了する計画になっている。現在の受信機では受信できなくなることを意味する。

  4月8日にNHK放送文化研究所主催の「2004年春の研究発表とシンポジューム」をNHKホールに聴講に行った。ここでは、地上デジタル放送の総合情報メディアとしての可能性について、研究発表、海老沢勝二会長の基調講演、2つのシンポジュームが行われた。

  地上デジタル放送が開始された4ヶ月後の視聴可能世帯は1200万世帯、61万台の対応可能なテレビが購入されたとの報告があった。(関西:20万台、中京:6万台と推定される)

 当日のシンポジュームの中から地上デジタル放送の特徴について紹介してみよう。

・高画質、高音質:
  大型の画面でハイビジョン(HD)の画面を楽しむ事が出来る。
・マルチ編成:
  ひとつの電波帯の中で通常の放送(SD)3波やデータ放送を併行して
  送信が可能(多チャンネル化)。時間帯により、HDを1波、SDを3波の
  組み替えが出来る
・インターネットとの接続:
  通信回線(電話など)を接続する事により、テレビでインターネットの利用がが出来る。
  また、通信回線を利用しテレビ受像機に新しいサービスを提供。
  テレビを情報通信のポータル(中心的な位置づけ)にする可能性がある
・双方向:
  通信回線を利用して、視聴者の意向(アンケートなど)を同時に収集し
  番組造りに即反映する
・携帯電話での受信:
  携帯電話で地上デジタル放送の受信する新方式が決定。
  対応可能な製品の供給が開始される。
・携帯電話とテレビの連携:
  携帯電話機をテレビのリモコンに活用。テレビの番組選択と連動して番組の情報などを、
  携帯電話のディスプレイから得る
・移動体受信:
  移動しながらの受信しても映像・音声が乱れない(日本の特徴)。
  カーナビゲーションとの融合された新しいサービスの提供
・サーバー型放送:機能の一部について
  家庭に大容量の蓄積装置(サーバー)が配備することにより、すべての放送を録画しておき、
  好きな時に好きな放送を見る事が出来る。有料放送については、受信時ではなく見た時に
  支払う(ペイパービュー)。また、番組の途中から追っかけてみる(追っかけ再生)事が出来る

  上記は地上デジタル放送の特徴のすべてではない。テレビ局側のメリットとして、ビジネスチャンスの拡大、番組制作の多様化・効率化、番組(コンテンツ)のマルチユースの実現、視聴者との一体化等があげられる。くらしに役立つ最新のデータ放送など、視聴者としても多様なサービスを受けられるメリットがある。

  しかし、地上デジタル放送の普及については必ずしも順調でないのも、当日の調査報告の中からうかがえる。ラジオ放送のあとテレビが登場した時、白黒テレビがカラー化された時のような強烈なインパクトがない。放送事業者にとっても、地方局まで含めたデジタル化の投資負担は、ビジネスとしての可能性が今一つはっきりしないこともあり、悩みが有りそうである。

  当日のシンポジュームには、放送事業社(4社)、有識者(坂内正夫東大教授)、評論家(天野祐吉コラムニスト)、コンテンツ製作者(重信浩テレビマンユニオン会長、企業(出井伸之ソニー会長)、自治体の長(梶原拓岐阜県知事)等の多彩な顔触れが登場した。5月2日の3時から4時50分まで、当日のシンポジュームがNHK教育テレビで放映される。興味のある方はご覧いただきたい。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇

今後このメールをご不要な方は、大変お手数ですが下記までお知らせ下さい。

東京都新宿区三栄町8-37 K1ビル3F アントレオフィス四谷H室
自立化支援ネットワーク(IDN)事務所
  TEL/FAX : 03-5363-9717 
   Eメール   :<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇

メルマガTOPへ