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メルマガ IDN 【第92号】Inter Depending Network
2006年 2月 1日発行
 
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このメルマガは自立化(相互)支援ネットワーク(IDN)の会員
の皆様とこれまでにIDNと関わりのあった方にお送りしています
お知りあいの方で、このメルマガをお送りしたら喜ばれる方をご紹介下さい
メルマガIDNのバックナンバーをこちらでご覧いただけます
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《第92号のご案内》 

お知らせ
  =IDN第6期(平成17年度)社員総会の予告
  =シニアネットフオーラム21 in 東京 開催のお知らせ
  =IDNのホームページの更新
1.ふれあい充電講演会
  =第58回( 2月23日)「小倉百人一首 競技かるたの魅力について」の案内
  =第57回( 1月26日)「東アジア情勢の見方」報告
2.シニアー情報生活アドバイザー講座
   =第42期・43期の受講生募集のご案内
  =第41期の最終日(2月18日)に恒例の懇親会を実施します
3.IT・PC講座
   =1月勉強会の報告と2月の案内
4.「楽しくパソコンライフ」〜武兵衛の近況〜
  =第22回 世界中通話料無料のSKYPE(スカイプ)を使ってみよう
5.学生,社会人の進路相談
  =7年目を迎える会員の近況
6.千葉アドバイザーの会「C−PAK」
  =行事開催予定
  =千葉パソコンアドバイザーの会(C-PAK)の活動状況
7.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」
8.IDN会員募集のご案内 
   =入会を考えている方に(再掲)
9.海外旅行体験話クラブ
  =再開第5回の開催予告
10.会員のホームページの紹介
  =お休み
11.新連載井出 昭一さん『平成つれづれ草子』
  =第1回 「ニューイヤーコンサート」と「春」
12.アウトドアクラブ「たかお会」
  =18年度活動計画について
13.ふれあい広場
  =飯塚 渉さん:カメラのことを思い出しました
14.編集後記
   ドイツ人気質

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お知らせ

■IDN第6期(平成17年度)社員総会の予告
来る3月20日(月)にIDN第6期(平成17年度)社員総会を開催します。
詳細は追って連絡いたします。
正会員の方はご出席いただきますようお願い申しあげます。

■シニアネットフオーラム21 in 東京 開催のお知らせ

 今年も「シニアネットフォーラム21 in 東京」が2月27日と28日に全共連ビルで開催されます。今年度の統一テーマは『楽しむ中で社会の支えに〜団塊の世帯も〜』で、基調講演に続くパネルディスカッション(テーマ『新時代に向けてシニアの役割とその方向性を探る』)に、奈良原理事長がパネリストとして出演されます。
また、シニア交流広場にIDNのブースも設けます。是非ご参加ください。
 
詳細は下記ホームページでご覧下さい。
http://www.nmda.or.jp/mellow/
http://www.mellow-club.org/snc2006/

■IDNのホームページの更新
○パソコン活用にお役立ちのURL
  「楽しくパソコンライフ」の17回から21回に連載された、「パソコン活用にお役立ちのURL」
  IDNのホームページにアップしました。
  「ITやパソコンの勉強」ブロックからご覧いただけます。お役立てください。
○IDNの行事予定
  IDNの行事予定
を「事務所」ブロックからご覧いただけます。

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ふれあい充電講演会

■第58回(2005年 2月23日) 「小倉百人一首 競技かるたの魅力について」
 今回は、社団法人全日本かるた協会専務理事の鶴谷博幸氏に登壇していただいて、
小倉百人一首について講演をして頂くことになりました。お誘いあわせの上、多数ご参加下さい。

・講師:鶴谷博幸氏(全日本かるた協会専務理事) 
・日時:2006年2月23日(木)午後6時から7時半まで講演会
     講演会のあと9頃時まで懇親会
・会場:京華スクエア 第2会議室 ・懇親会場は近くを予定。
     中央区八丁堀3−17−9  電話03−3551−3200
     地下鉄日比谷線 八丁堀駅/JR京葉線A3出口から歩1分
     案内図はこちらをご覧ください 

◆講師の鶴谷博幸氏の言葉
藤原定家によって、天智天皇から順徳院までの百人から一首ずつ選ばれたと言う小倉百人一首の概要と、お正月の風物詩としてマスコミでとりあげられる名人位、クイーン戦を頂点とした競技かるたのルール、楽しみ方等についてご案内させていただきます。
◆鶴谷博幸氏プロフィル
社団法人全日本かるた協会専務理事  東京吉野会会長
競技かるた段位 九段

・会費:会員1200円 ビジター1500円
    懇親会費 2500円 女性2000円
・申込み先: kouenkai@npo-idn.com
・締めきりは2月16日(木)です

■第57回(2005年 1月26日) 「東アジア情勢の見方」の報告

 NHKの江口義孝氏に再度登壇していただき東アジア情勢の見方について興味あるお話を聞かせたもらいました。
【講演会データ】

・講師:江口義孝氏 (大分県出身 前、NHK報道局国際部長 現、スポーツ放送センター長)

・日時:2006年1月26日(木)
・会場:飯田橋 東京都仕事センター
・講演の内容
 ○東アジア情勢にかかわる主要国家
 ○東アジアの安全保障
 ○今後の課題
【第57回ふれあい充電講演会を聞いて】
 近くて遠い国、韓国、中国。遠くて近い国、タイ、マレーシア、シンガポール。近くて近い国台湾。アジア諸国とどう付き合えばよいか。東西の冷戦構造が崩壊した後、アジア地域に残る社会主義独裁国家中国、北朝鮮。
 靖国から竹島、尖閣列島、東シナ海油田開発など近隣諸国との摩擦に懸念を感じていたので、今回の「東アジア情勢の見方」は、2006年の初頭を飾るに相応しいテーマであった。

 アジア諸国家を、国力の趨勢を加味して考えると、何といっても人口が桁違いに多く、1国2制度のもと経済発展著しい中国の動きが最大のポイントになろう。

 アジア地域には、ヨーロッパのような安全保障機構がないのが不安材料である。現在、中国が中心に進めている6カ国協議を、これに代わる機構にすることができないか。中国が2008年の北京オリンピック、2010年の上海万博を、民主化へ向かう契機に活用することができるかが、今後を占う最大のポイントであろう。

 北朝鮮は、原子力をネタに瀬戸際外交で有利に展開しようとしているが、国家の基礎体力に乏しいので、基本的には6カ国協議の枠組みでコントロールできるのではないか。

 わが国は、戦後平和憲法のもと世界第2の国力を持ちながら、今日の安定的な国際的地位を保ってきたが、これからは「憲法改正」「防衛庁の省への昇格」(自衛隊の軍隊化)「国連常任理事国入り」問題などで、外国の目がわが国の動きを認めるかどうか、重要な場面を迎えようとしている。

 講師の江口氏は、長年の経験からニュースを評価する視点を駆使し、NHKの映像画面ではいえない、いわば本音の分析を率直にお話頂いたので、迫力に引き込まれ時間の経過を忘れるほどであった。主観的な分析を交えながら、客観的に考えさせるお話で、大変参考になった。【レポート:奈良原理事長】

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シニア情報生活アドバイザー講座

■「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは

  この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。IDNはこれまでに39回の講座を開催し、172名のシニア情報生活アドバイザーを養成した実績を持っています。

 NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。

■東京:第42期・43期 開催のご案内
下記の講座の受講者を募集中です。毎回土曜日の開催です。
知り合いのお方でご興味をお持ちの方を紹介してください。 

・第42期:2006年02月25日(土)〜03月25日(土) すべて土曜日
・第43期:2006年04月08日(土)〜05月06日(土) すべて土曜日
・会場:TEPIA(財団法人 機械産業記念事業団)
     港区北青山2丁目8番44号(地下鉄外苑前より徒歩4分)
 *東京での開催の詳細はこちらでご覧ください

■第41期終了日に恒例の懇親会を開催
第41期の最終日は2月18日(土)です。恒例の懇親会を開催いたします

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IT・PCの勉強会

 

■パソコン楽しみ隊:1月勉強会の報告と2月の案内
1月勉強会の報告

 1月は「画像の活用あれこれ相談」として小川裕子さんに案内していただき、いままでに勉強会で取り上げた画像関連のテーマについて情報交換と相談のコーナーになりました。
 ご相談のうえ受付と会計の担当にあらたに渡辺延子さんと鹿野啓子さんに加わっていただきました。

次回(2月)の予定
日時:2月19日(日) 13:00−16:00
場所:品川人材開発センター 第1教室
   ノートパソコンを使える方はご持参ください。
   プロジェクターは用意する予定です。
【レポート:國重 誠之さん】

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楽しくパソコンライフ〜武兵衛の近況〜
 
■第22回 世界中通話料無料のSKYPE(スカイプ)を使ってみよう
 パソコンを使った電話。すでにご存じの方もおられることでしょう。使っている人もいるでしょう。
まだご存じない方のために紹介させていただきます。昨年12月から家族や知人との会話に使っています。大変便利です。というのは使い方が簡単であること。シニアにとってはこれが一番。使用ソフトは、下記のURLから無料でダウンロード出来ます。
http://buffalo.melcoinc.co.jp/download/driver/skype

 自分のニックネームとパスワードを作成・登録するだけで会話ができます。よく会話する相手先も登録できます。これらの操作が簡単にできるのも嬉しい材料です。
上記URLには親切な解説もあります。音質も上乗です。他のものより良いと評判です。
用意していただくものは、パソコンにスピーカーが付いていたらマイクロホンだけです。マイク付きのヘッドホンもショップにあります。中には「SKYPE用」と書いてあるのもあります。値段も1000円前後です。お試しになりませんか。
 
 二人だけの通話だけでなく一度に5人までの同時会話が出来ます。会話中にファイルを送ることも出来ます。文字によるチャットも出来ます。俳句を趣味にしている人が、これを使って句会が出来る。と言っていました。私はパソコンの操作で困っている人から、このSKYPEにて連絡が来ることもある。どれだけ話しても無料ですから、思いっきり親切に教えてあげることが出来る。最近はカメラを使った会話も出来るようになりました。まだ試していません。
SKYPEのことをもっと知りたい方は下記をクリックしてください。5回連載、SKYPEの将来についても書いてあります。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20051028/223717/

次回もSKYPE活用経験者の声も交えて書かせていただきます。
【レポート:小坂 武夫さん】

お知らせ!! パソコン活用にお役立ちのURLをホームページにアップしました
 「楽しくパソコンライフ」の17回から21回に連載された、「パソコン活用にお役立ちのURL」
 IDNのホームページにアップしました。
 「ITやパソコンの勉強」ブロックからご覧いただけます。お役立てください。

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学生,社会人の進路相談をいたします

■7年目を迎える会員の近況
 2月4日はIDNの創立記念日で,7年目を迎える。
 昨年12月1日に自転車に乗って車と衝突した事はご報告したが,お蔭様で毎日少しづつ元気を回復し,この頃は以前のように正常な動きができるようになった。
 入院中の24日間は、毎日思ったり考えたりすることはできても,自分の力でベッドから離れる事はできなかった。ベッドに寝ていて考えた事は,健康な間はIDNの創立者(いいだしっぺ)の一人として、進路に誤りなき様にと何とか強引にやってこられたが,ベッドに寝たきりになってみると,自分以外に考えたり、動いたりしてくれる人がいるから,これまでやって来られたのだという事がしみじみ分かった。

 IDNはNPO法人であり、参加している会員全員のフラット(平坦)な組織である。会社のように組織がピラミッドになっていたり、オーナーがいたりして権力を行使する組織ではないはずだ。「会社人間」と「社会人」が違う点は、組織のしがらみから離れて、どれだけ自分で考え,自分で行動し,自分で結果に対して責任を負うことができるかどうかという点である。
 自分が結果に対して責任を負う事ができるのは、それなりにリスクを賭けることであり、実現しようとする事に対して、自分がそれだけ魅力(価値)を感じているからだろう。

 この点が,「会社の方針にしたがって…」といい訳をする「会社人間」とは、大いに異なるところである。組織も年月が経つと,人間の集団としてIDNらしい組織風土(カラー)が育つものである。組織が若く3年目頃の先が見えない時代には、会員の間で抽象的な議論が多かった。5年目頃に迎えた現実的なさまざまな葛藤も乗り越えて,今日を迎えてみると、会員が人間的成長を遂げてきたことが分かる。

 いきなり現実的な話になって恐縮だが,会費納入状況を見ても、賛助会員の複数口増加や、正会員への参加が増えるなどしている。会の運営を支えているのは会費が中心であるので,さまざまな形でのサポートは本当に有難い。勿論その逆もあるが、各自が自分の進路を考えて自らの行動に責任をもち、意思をはっきり出して純化しているお姿を拝見すると、心から頭が下がる思いがする。
【レポート:奈良原理事長】 

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千葉アドバイザーグループ C−PAK

■月例勉強会開催予定
・2/9日(木) 14:00〜17:00 巳城さん
・3/9日(木) 14:00〜17:00 近藤さん
・場所:千葉県高齢者生協 佐倉センター2F

■千葉パソコンアドバイザーの会(C-PAK)の活動状況
会員向けの機関紙「ふれあい通信」に掲載したものを再掲します。

発足の経緯
折角シニア情報生活アドバイザーとなったものの、その後はどうしたらいいのか。
答え探しの一つとして、第一回の会合を持ったのは2004年8月のことであった。 
19名の該当者のうち14名が集り、ここに「千葉パソコンアドバイザーの会」(C-PAK)が産声をあげることとなった。
C-PAKの主旨はメンバー相互の情報交換、懇親の傍ら、資格を活かし地元のシニアのITレテラシー向上に役立ちたいとするもので、先ずは地元の実情を知る手立てとして、
飯塚さんの尽力で市原市が主宰する講座を数回見学、また、山室さんが主宰している
千葉県高齢者生活共同組合佐倉センターの講座の見学などを行った。
 
勉強会
2004年11月に行われたオフ会ではさらにC-PAKの活動のあり方について
話し合いが深まり、勉強会を始めることになった。
これはメンバー相互に講師となって各自の好みのテーマでプレゼンを行い、参加者が自由に話し合う傍ら、関連した情報、パソコン利用上の工夫を披瀝するもの。
2005年1月以来、月一以上のペースで進み、11月までに13回を数える。
 
ワークショップ
2005年9月のオフ会ではさらに掘り下げた内容でのワークショップをパソコン機能につき造詣深い山室さん、橋本さん、中澤さんなどを講師として勉強会とは別のサイクルで試行することになり、既に2テーマ、四回を実施した。
 
千葉市市民企画パソコン講座
2005年10月千葉市生涯学習センターが公募した「市民のよるパソコン企画講座」に応募。
幸い実施団体に認定されたので、C-PAKのチームとしての初めての企てとして参画することとなった。
2006年1月から2月に亘り週一回、5週間連続で実施する。
対象はパソコン初心者で、60才以上のシニア。
「パソコンを楽しむ その一歩」と銘打って、
メーン講師:飯塚さん、サブ講師:北野、巳城、近藤の皆さん
技術サポート:山室さん、橋本さん 庶務・調整:利光さん、大村
開講時期に時間が取れるメンバーが総力で取り組む体制を敷いている。
この機会にC-PAKの今後展開における活動モデルを創り出す意気込みで準備している。
【レポート:大村 久吉さん】

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埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」

当会の活動の内容を下記でご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/seniad_saitama

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IDN会員募集のご案内

■ IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、年4回発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、eメールで、事務局までお問い合わせください。


■入会を考えている方に(再掲)
  会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか,目的を決めて入るのが賢明です。

  入会の手続きとしては,入会申込書と,入会金の支払いが必要になります。会員には,正会員(主体的に活動を行う会員で,総会の議決権を有する会員)と賛助会員(団体の主旨に賛同し,直接、間接時間の許す範囲内で活動する会員)の二つのタイプがあります。どちらの会員になるかは,やはり自分の意思で決めて下さい。

会費には入会金と年会費とがあります。
入会金は正会員が1万円,賛助会員が千円です。
年会費の方は,正会員が年間一口1万円,賛助会員が一口千円です。
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。

 メール送信先:<mailto:idn@npo-idn.com>
 
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海外旅行体験話クラブ

■再開第5回開催予告
06年3月19日(日)13:00−16:00に開催します

詳細の案内をまもなくいたします。ご予定ください。

*これまでの開催状況をこちらでご覧いただけます
 

■再開にあたってのコーディネーターのメッセージ(再掲)
「海外旅行体験話クラブ」のコーディネイトをしております、伊藤政弘と申します。
  しばらくの間、お休みをしていたクラブですが、本年3月より再開の運びとなりましたのでお知らせいたします。このクラブは、海外旅行(海外滞在)で経験した貴重なお話を、写真や資料、ビデオなどを加えながら楽しくお喋りしていただくクラブです。肩の凝らない楽しいクラブですので、海外旅行に興味のある方もない方も、ぜひ一度のぞきに来て下さい。ご参加お待ち申し上げます!

■海外旅行体験話クラブの趣旨
◇海外旅行者の目で見た、外国の習慣・文化・地理などを、楽しく発表し学習します。
◇海外旅行をした際のハプニング・失敗談・発見・感動したことなどを共有します。
◇日本と外国の習慣(考え方)・文化の違いなどを比較しながら社会の学習をします。
◇珍しい体験をされた方の実話や動機、その後の人生観などを共有します。
◇楽しかった「観光ツアー」や「オプショナルツアー」などの情報交換を共有します。
◇色々な生き方があることを学習し、自立した人生へのヒントを探ります。
【コーディネータ:伊藤政弘さん ma-itou@bd5.so-net.ne.jp 】

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*10**********************************************************************

会員のホームページの紹介
今回はお休み

■ブログもOK 自薦・他薦をお願いします
 メルマガIDN第69号(2月15日発行)よりホームページの紹介を開始しました。今回までに10名の方のページと「シニアドさいたま」のページを紹介しました。遠慮しないでどうぞ手を上げてください。以下に趣旨を再掲いたします。

 会員のホームページを紹介するコーナーを設けます。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したホームページのURLをIDNのホームページに紹介して。
申し込み先:<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>
 

これまでに登場した方のURLと紹介文をこちらIDNのホームページでご覧になれます

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新連載 『平成つれづれ草子』 井出 昭一さん

■第1回 ニューイヤーコンサートと春
「春の海」から「春の声」へ
 長い間、年の初めに耳にする代表的な調べは、宮城道雄の「春の海」でした。慌しかった年の瀬を過ごした後、元旦の早朝にテレビをつけると、決まって琴と尺八の「春の海」調べが流れていて年が改まったことを実感したものでした。ところが最近、年頭に聴く音楽は琴の音からオーケストラに変わりました。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の「ニューイヤーコンサート」で正月を感じるようになり、「春の海」からヨハン・シュトラウスの「春の声」へと一変したのです。

 クラシック・コンサートの人気の頂点に立つ「ニューイヤーコンサート」は、全世界50カ国に中継され、数億の人が視聴するという人気イベントで、いまや日本でもNHKの衛星生中継で元旦の恒例番組としてすっかり定着しいています。
その魅力は、なんといってもシュトラウス・ファミリーの華やかなワルツとポルカと元気はつらつの行進曲が中心となっていて、新年に聴く曲目としては最適なものばかりだからです。

 魅力の第2は、会場となっている「ウイーン楽友協会大ホール」です。ここは「黄金ホール」とも呼ばれていて、音響の良さでは世界最高のコンサートホールであるとの定評のあるところです。ただ、現地に行っていない私には音の響きの良さを実感できませんが、デンマークの建築家テオフィル・ハンセンの設計によるギリシャ風ルネサンス様式の柱頭の彫刻、金箔が貼られた内装は華麗そのもので、イタリアから取り寄せたという見事な花を添えるのですからハイビジョンテレビでもその光景を充分楽しむことができます。 
 
長い歴史とマエストロの登場
 「ニューイヤーコンサート」は、1941年にウィーン生まれの指揮者クレメンス・クラウスによって始められ、第二次世界大戦による中止、ヨーゼフ・クリップスが指揮した2年間を除いて、1954年まで11回も指揮をしましたから、クレメンス・クラウスこそ生みの親ともいえる指揮者です。クラウスの亡き後を引き継いだのは、クラウスの下でコンサートマスターを務めていた生粋のウィーン子のウィリー・ボスコフスキーです。ウィリー・ボスコフスキーは、バイオリンを弾きながらその弓で指揮をするスタイルを確立し、1955年から1979年まで四半世紀、連続して25年間にわたって指揮をして、「ニューイヤーコンサート」の人気を世界的に高めた立役者でもあります。

 クレメンス・クラウスとウィリー・ボスコフスキーの時代の「ニューイヤーコンサート」は記憶にありません。私が意識して聴いてビデオに収録し始めたのは、1983年のロリン・マゼールからです。ロリン・マゼールは、父のオランダ人と、ハンガリーとロシアの混血児の母の下にパリで生れ、国籍はアメリカにあって、イタリーに住んでいたという“超”多国籍人で、歴代の3人の指揮者がウィーン生れ、ウィーン育ちであった事から見ると、極めて異例のことだったと想像できます。しかし、マゼールは、1980年から1986年まで7年連続して指揮をとり、その後もたびたび登場して通算11回を数えるにいたっています。これは、ボスコフスキーの25回、クラウスの12回に次いで、他の指揮者と比べて群を抜いて多い回数です。この多国籍人もいまやすっかりウィーンに溶け込んでしまっているようです。
 
忘れられないカラヤンと小沢征爾の指揮
 この指揮台に立つ指揮者は、ウィーンフィルの楽団全員の投票によって決められ、オーケストラと親密な関係にあって、同時にオーケストラにもなにかを貢献してくれる国際的水準の指揮者に依頼するのだそうです。クラウディオ・アバド、カルロス・クライバー、ズビン・メータ、リッカルド・ムーティ、ニコラウス・アルノンクールなど大指揮者が続々と招かれていますが、やはり強烈な印象を与えたのは、1987年のヘルベルト・フォン・カラヤンと2002年の小沢征爾です。

 カラヤンは、当時84歳の高齢のため直前まで出演が危ぶまれていて、代役ズビン・メータが待機いていたようです。ふらつくような足取りで指揮台に辿り着き、手すりに寄り掛かりながら気だるそうに挨拶をされましたので、果たしてカラヤンは指揮棒が振れるのかとハラハラしながら見ていました。ところが最初の喜歌劇「こうもり」序曲を振り始めるとカラヤンはまるで水を得た魚のごとく豹変しました。「ピチカート・ポルカ」「常動曲」へと曲が進み、キャスリーン・バトルの「春の声」で最高潮に達しました。

 「春の声」は本来、ソプラノとオーケストラのためにヨハン・シュトラウスが作曲したといわれますが、キャスリーン・バトルの軽快で透き通るようなコロラトゥーラ・ソプラノの響きはいつまでも耳に残って離れません。華やかなことこの上ない会場に真紅のドレスでさらに彩りを添えたキャスリーン・バトルの「春の声」は、最晩年のカラヤンの映像とともに永久不滅ではないかと思えてなりません。
2002年、日本人として初めて招かれた小沢征爾は、とても初舞台とは思えないほど実に堂々としていて、160年以上の歴史を有する世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルを相手に風格さえ感じさせる指揮が印象的でした。(写真はテレビ画面より)

             

 今年の指揮者は、初登場のラトヴィア出身のマリス・ヤンソンス。シュトラウス一派以外の曲も何曲か選ばれて愉しみが増えました。今年はモーツアルト(1756.1.27〜1791.12.5)生誕250年記念の年ということもあって、後半2曲目に歌劇「フィガロの結婚」序曲が登場しました。これは「モーツアルト・イヤー」の冒頭を飾るにふさわしい曲だったと思います。モーツアルトに因むものとしては、ワルツ「モーツアルティアン」とか「芸術家カドリーユ」の中にもモーツアルトの有名なメロディーが何回も現れました。偶然ですが、この原稿を書いている1月27日はモーツアルトの誕生日でした。

“春”の名のつく名曲
 ヨハン・シュトラウスの「春の声」は今年は二番目に演奏されました。オーケストラだけの演奏も悪くはないのですが、カラヤンとキャスリーン・バトルのコンビと比較してしまうとやはり物足りない感じを否めません。

 春といえば、“春”の名のつく名曲は多いのに驚きます。歌曲では、シュトラウス「春の声」(作品. 410) のほかに、モーツアルトの「春への憧れ」(K.596)があります。晴れやかな春を感じさせてくれる曲です。これはモーツアルトが亡くなった年の1971年1月、傑作といわれる最後のピアノ協奏曲第27番(K.595)の第3楽章ロンドを子供のために判り易く作曲したといわれてます。最晩年、逆境にもかかわらずそんな情況を微塵も感じさせない澄み切った調べがどうして生れてきたのか不思議な曲です。また、メンデルスゾーンの無言歌(作品62-6)の「春の歌」も結婚行進曲と並んで親しまれているポピュラーな曲です。

 ベートーベンのバイオリン・ソナタ第5番「春」(作品24)も春の雰囲気たっぷりです。これはバイオリンと管弦楽のための小品「ロマンス・ヘ長調」と並んで、甘く美しい旋律で、いわゆる重厚壮大なベートーベン風ではないところが好まれるところです。数ある演奏のなかで、ピアノのクララ・ハスキルと組んだアルテュール・グリュミオーのバイオリンに魅せられて、FM放送が始まったばかりの頃、オープンリールのテープに収録してテープが擦り切れるほど聞き入った曲でもありました。

 このほか、ビバルディのバイオリン協奏曲「和声とインベンションの試み」の最初の4曲「四季」の「春」(作品8-1)、シューマンの交響曲第1番変ロ長調「春」、ストラビンスキー バレー音楽「春の祭典」、シューベルトの歌曲集「冬の旅」(作品911)の「春の夢」、歌曲「春の信仰」(作品686)などがあります。

 モーツアルトと並んで私が最も好きなバッハの曲には残念ながら春の題名のついた曲は全く見当たりません。「春の小川」ではなく、“バッハ(bach=小川)の春”がいつの日か突然発見されると痛快ですが…。

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アウトドアクラブ「たかお会」
■IDNアウトドアクラブ(たかお会)18年度活動計画について(再掲)
 18年度もたかお会会員の皆さんのご希望を聞いて活動計画を作りたいと考えています。
来年1〜2月に実施予定の第一回活動時に、年間計画を提示し検討したいと思います。
つきましては、ご希望がありましたら下記アドレスへメール連絡ください。
連絡先: idn-outdoor-owner@egroups.co.jp

現在1〜2月計画の希望として 
(1)子の権現参り(足腰健康祈願)をして浅見茶屋で新年会。
(2)高尾山登山後 麓で新年会。  などが出ています。
  また、山田牧場スキー場での【スキー体験楽しみ計画】は現在6名の参加希望があります。
  実施時期は、黒瀬さんにお願いして、3月4日(土)〜6日(日)天狗山荘を予約していただきました。
  参加希望者は早めに連絡ください。    
 
※アウトドア活動に参加しませんか。
IDNアウトドアクラブ(たかお会)は自然に親しむことを通じて会員の健康維持や相互の親睦をはかることを目的として発足しました。活動内容はみなさまのご意見をもとに広げていく計画です。
活動計画の連絡や情報交換のためにメーリングリストを開設していますので、アウトドアに関心のある方、お気軽にご連絡ください。
「お名前」、「メールアドレス」をお知らせください。メーリングリストに登録します。
なお、たかお会に参加加入したい方、また、活動計画にご意見ご要望がありましたら下記まで連絡ください。
連絡先:  idn-outdoor-owner@egroups.co.jp
【幹事:東川・滝村】
たかお会の活動状況や案内をこちらでご覧になれます

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*13**********************************************************************
ふれあい広場

カメラのことを思い出しました(アドバイザー第20期 飯塚 渉さん)

 
編集後記を読み、ひさしぶりにカメラのことを思い出しました。
 ニコンは当時から、そして今もカメラ界に君臨する盟主といえましょう。
 
 1970年EXPO‘70(大阪万博)の年、私も一大決心をして本格的なカメラを買いました。それまであまり写真に興味を持っていませんでしたが、その2〜3年前からメカ好きの直属上司がカメラに凝り出し、ニコン(定かでありませんが多分Fだったのでしょう)を愛用し始め、薀蓄とともに舐めるように大事にしながら、写真の楽しさを盛んに啓蒙していました。(この人はその後すぐに「普段用(?)」とかで、ニコマートも買いました)
 
 日夜仕事漬けで心はクタクタの日々でしたから、自分を取り戻す時間として新たな趣味を持ちたい、と思っていた矢先、それに社員旅行として2泊3日で大阪万博が予定されていたこともあって決心をしたのです。買ったのはキャノンFT。ニコンにしなかったのは、予算的なことと上司への多少の対抗心、キャノンレンズの評判などでした。当時の私のカメラ知識は貧弱で、機種選定もおぼつかなかったのですが、関係雑誌を読んだり、共働きをしていた家内(勤務先:警察庁警備課)を使って鑑識課のカメラ専門家の意見を聞いてもらったりした結果です。
 
 私がFTを買って間もなく(1〜2年後か?)、キャノンはFTの後継機として、まだ珍しかったブラックボディーを加えて「FTb」を出しましたが大衆迎合的でこれには興味がありませんでした。私が買ったときの価格は、標準レンズとしてF1.4を付けて、ニコンFには及ばぬものの新宿西口ヨドバシカメラ(第1号店)で5万円強だったと思います。万博会場では当時まだ貴重だったカラーフィルム撮影などしたもののウデが悪く碌な写真は撮れませんでした。
 
 それからは、休みの日にはカメラを担いで一人都内をウロツキ、誰にも邪魔されない孤独の時間を楽しみながら、主に古い建物などを写していました。
 改装前のボロボロだった旧近衛師団司令部(北の丸近く)、西が丘(北区?板橋区?)にあった煉瓦造の陸軍兵器工廠跡、上中里の旧古河邸と庭園、今は無くなったキリシタン屋敷の建物、湯島の旧岩崎邸、哲学堂、芝浦埠頭、その他いろいろでした。
 
 そのうちに、広角レンズが欲しくなり28ミリF3.5を、続いてポートレート用に135ミリF2.5などを揃えましたが、結局はカメラに集中しきれず熱は次第に冷めていきました。その後もかなり長い間記念写真や記録用として普通に使って来ましたので、このカメラは私と一緒に海外の情景も沢山捉えています。横浜―香港―マニラ―横浜という二週間の船旅、オランダ、イギリス、フランス、ドイツ、スイス、イタリアの6ケ国20日間の旅、シンガポールや中国にも担いでいきました。
 
 カメラ本体やレンズ類、レンズフード、フィルター類は、もう何年も使っていませんが、当時の皮ケース共々カビも生やさずに今も健在です。35年前程度の古さでは中途半端ですから、当分は塩漬け(?)のまま保存しておこうと思っています。
 
久しぶりに昔々を思い出させていただき、ありがとうございました。

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編集後記

■ドイツ人気質
 昨年(05年)の12月の海外旅行体験話クラブで「昼は仕事を、夜はコンサート三昧」という題で話をさせてもらった。海外でコンサートに行ったことを中心に幾つかのエピソードを話したが、時間がなくて省略したことのひとつを紹介してみたい。
 1989年の視察では6カ国9都市を訪問、訪問先の企業や団体も15を数えた。14泊のうち5回もコンサートへ出かけ、エピソードも多かった。

 ベルギーのブラッセルを朝バスで出発し、オランダのアイントフォーヘンにあるフィリイプス社を訪問、翌日にデュッセルドルフを訪問する行程のなかでアーヘンが宿泊地になった。アーヘンはオランダとベルギー)との国境沿いにある25万人の都市で、デュッセルドルフへ車で1時間弱のところにある。ホテルは古式ゆかしい風格のあるシュタイゲンバーガーホテル。
 
アーヘンではその夜コンサートやオペラは催されていないようだったので皆と食事に出かけることにした。アーヘンはドイツで最初の都市であるため両替する必要があった。両替の窓口で3日の間の滞在を想定して両替を済まし、食事とワインを楽しみ、代金を払い、ホテルに戻って領収書などの整理をしているときに、両替でもらった額が不足しているように思えてきた。再度計算して、換金額が不足していることを確信した。

 寝る準備の服装を着替えて窓口に行き、片言の英語で事情を説明した。怖い感じの中年の女性は、私の言っていることを理解してくれたが、「確認できないので、窓口を閉め当日の計算がすべて終了する23時に再度来るように」との返事。
 23時に窓口に行ったら、「まだ計算が出来ていない」と。寝たいのを我慢して指示された30分後に窓口に行ったら、両替の窓口は閉まっていた。フロントで聞いたら「彼女はもう帰ってしまった」とつれない返事。不足の額は大金ではないので、「まあいいか」と割り切って寝ることにしたが、すっきりしない夜になってしまった。
 
 あくる日は早朝に出発することになっており、早起きして、朝食を済ませて、フロントでチェックアウトをした。チェックアウトを済まし出発の集合場所へ行こうとしたら、ちょっと待ってと言って、封筒を渡してくれた。封筒の中には前夜に両替の不足金が正確に入っていた。(写真)

 とたんに気持ちのいい朝になり、訪問地のデュッセルドルフへ向けて出発。午前中の日系企業の方々とのミーティングと昼食会を気持ち良く過ごすことが出来た。

 話は変わって、1992年のローマでの体験
 日本の建築研究所はイタリアの同類の機関と共同研究を行っており、会議の場所がカプリ島にも惹かれて会議に出席した。一連の行事の合間に、聖チェチーリア国立アカデミー管弦楽団の「ロミオとジュリエット(プロコフィエフ作曲)」を聴きに行った。会場はAUDITORIO DIVIA DELLA CONCILIAZIONE。この時は、会議に参加した一人の研究員のAさんが電話で予約してくれた。窓口でAさんの名前を言えばチケットをくれるとのこと。
 開場の少し前に窓口に行ってAさんの名前を言っても、「予約の件は知らない」という返事が返ってきた。がっかりしていたら、「チケットはまだ残っていますよ。」とにっこり。結果的に「ロミオとジュリエット」の全曲を楽しむことが出来た。

 ミラノとローマでの予定を無事に終了し、ローマからナポリ経由でカプリ島での会議に向かった。カプリ島で2泊した後ローマに戻って宿泊するためにI先生と2室を2泊予約し荷物も一部残して出発した。
 あいにくローマからナポリ行きの航空便は欠航。またの機会に(来ることはほとんどない)乗ることの出来る航空券をもらって列車でナポリに移動し、船でカプリ島へ行った。
 ゆったりとした雰囲気の中での会議を終えてローマのホテルに戻った。フロントの男性は、2日目の夜は1室しか確保できていないと言う。I先生とフィレンチェへ日帰りし、I先生推奨の旅行社も教えないというレストランで食事をし、二人でワインをたくさん飲んでホテルに戻った。朝出るときには何とかしますと言っていたのに、狭いツインの部屋に二人寝ることになってしまった。二人とも飲みすぎて心配だったので、モーニングコールを頼んだ。
 しかし、かの男性は起こしてくれない。時間に遅れ気味に起きてあわてて降りていったらフロントに誰もいない。チェックアウトしないで出かけようかと相談していたら、昨夜の彼が目をこすりながら身支度をしながら起きてきた。

 これは、おおらかなイタリアでの体験であるが、ドイツとイタリア人気質のちがいの一面をあらわしているのではなかろうか。

 先日WEBの掲示板を見ていたら、ドイツやドイツ人とかかわりのあった人たちがドイツ人の金銭感覚についていろんな発言をしていた。
 納得すれば高額でもきちんと支払いチップまであげるが、納得いかない料金を金額の多少に関わらず払わない、疑問を持った時は納得がいくまでただす、節約が生活の一部になっている、質実剛健、などたくさんの発言がにぎやか。

 掲示板の内容がドイツ人気質を示しているとすれば、アーヘンのホテルで両替に疑問をもって3回も窓口に行った私と、その日の会計をしめて間違いがわかったら律儀にお客にお金を返却した彼女、私もアーヘンでの夜はドイツ人気質を全うしたことになるのかもしれない。
【生部】

編集後記集のURL: http://www15.ocn.ne.jp/~ryuss/

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