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三 峰 講 代 参

代参日: 2016年4月16日〜17日

   ※ 三 峰 講
    埼玉県秩父の三峰神社を中心とするオオカミ信仰は、江戸時代中頃から秩父地域だけでなく、
    遠く離れた地域社会にも広がりました。そこで登場するのが、講という同じ神仏を祀り、
    または、参詣する同行者の組織です。三峰神社の大口之真神のお札は生きた神犬一匹と同等
    なものとされ、50戸の家を守護する力があるといわれています。オオカミ信仰が「三峰講」
    として展開されたのにはこの「50戸」という数が、講を組織するのにちょうどいい手頃な
    数だったということが考えられます。
    秩父より遠く離れた地域では、講のうち、代表者が三峰神社に参詣し、お札を受け取って
    きました。これを『代参講』といいます。【オオカミ信仰とは】

   ※ 旧山田村の三峰講代参 (現:上田市山田)
    毎年2月〜4月に代参人4名をたて、三峰神社に参詣し講加入戸数分のお札を授かり、帰村
    時、前年代参人(世話人)のお迎えを受け、一旦、村の三峰様と呼んでいる山の上にある
    祠にお札収め拝礼し、講に加入している家に三枚のお札を配ります。
    平成11年(1999年)には50戸加入していました。当時は50戸が上限だったため加入希望者
    があっても、空きが生じないと加入できませんでした。しかし、今年の講加入家は28戸に
    なってしまいました。高齢化と過疎が原因なのでしょうか。
    旧山田村の代参講は、嘉永2年巳酉(1,849年)に始まり、今日まで167年間毎年行われて
    来ました。村の人たちの絆を深めるためにも、末永く継続してもらいたいと願っています。
    今年、代参に選ばれて三峰神社に行ってきました。(征夫 記)

【2016年度 代参者 東川英樹・芳坂栄一・竹下 滋・東川征夫】(敬称略)

撮 影:征 夫


-No1. 途中観光の【宝登山神社】-

-No2. 改修された本殿-

-No3. 秩父の【岩畳】-

-No4. 岩畳からの長瀞ライン下り-

-No5. 自然の博物館見学-

-No. 三峰神社本殿-

-No7. 大きな建物が並ぶ-

-No8. 代参4名で懇親夕食会-

-No9.
17日朝食前の7時 拝殿に参拝宿泊者50名
ほどが集まり6名の神主さんに祝詞をあげて
いただく。拝礼終了後お札を授かる
※右のお札の左から3枚が各戸に配られる※
(・盗賊徐・諸災徐・火防)-

-No10. 三峰神社のお札 右のお札は代参に授与-

-No11. 村の三峰様の祠がある権現山-

-No12. 祠がある権現山への山道-

-No13. 村の三峰様-

-No14. 祠の中には大きなお札収められている-

-No15. 旧山田村(現:上田市山田)中央に浅間山-

-No16. 山藤が満開(5月6日)-
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