※ 旧山田村の三峰講代参と関連資料 (現:上田市山田)
三峰講代参は、毎年2月〜4月に代参人4名をたて、三峰神社に参詣し講加入戸数分のお札
を授かり、帰村時、前年代参人(世話人)のお迎えを受け、一旦、村の三峰様と呼んでいる
山の上にある祠にお札収め拝み、講に加入している家に3枚のお札をお配りします。
平成11年(1999年)には50戸加入していました。当時は50戸が上限だったため加入希望
者があっても、空きが生じないと加入できませんでした。しかし、今年の講加入家は
28戸になってしまいました。高齢化と過疎によるものと思われます。
旧山田村の代参講は、嘉永己酉(1,849年)に始まり、今日まで167年間毎年行われてきま
した。これからも村の人たちの絆を深めるためにも、末永く継続してもらいたいものです。
山田村三峰講には、【三峰講中】と表書きされた帳面箱が、年々の代参代表に引き継がれ
持ちまわりされています。5月の連休中、今年の代参代表英樹さんにこの帳面箱を見せて
いただき、主だった歴史資料をここに紹介します。
(東川 記)
撮 影:東 川
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-No01- 三峰神社 本殿 |
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-No02- 色彩豊かな本殿 |
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-No1- 帳面箱 |
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-No2- ふたを開けると書類が詰まっていた。 |
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-No3- 年代別に整理された代参講覚書帳の一部
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-No4- 一番分厚い帳面には【三峰神社に関する書類綴】と記され
弘化3年(1846)から昭和4年(1929)までの記録が綴じられていた。 |
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-No5- 【三峰神社に関する書類綴】は昭和33年当時の世話人によって整理されたものである。 |
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-No6- 年代不明の資料。又左衛門・政右衛門・友右衛門など、名前のみの記載されている |
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-No7- 山田代参講 嘉永2年巳酉(1849)に始まる。代参の費用明細か? |
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-No8- 三峰講加入者の名前。たどれば家々のルーツが解るかも?(栄蔵・廉蔵・定左衛門 etc)
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-No9- 安政5年2月12日(1858) 代参費用明細と思われる。 |
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-No10- 三峰神社社務所建築費の寄付 (大正7年1月23日) |
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-No11- 帳面箱寄進 大正8年1月新調 |
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-No12- 山田権現山の三峰様 |
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